じいっと、ルゼが疑うようにジェミーの瞳を見つめてくるが、彼女は自信をもってそれを受けて立つ。なにせこの件は物語にきっちりと出てきている。家族の性格が全然違ったり、ジェミーの与り知らない事件が起きたりと部分的な異変はあるようだが、すでに起きた過去の内容については、さすがに変わりようがないはずだ。
そして、ジェミーはゆったりと紅茶を飲み干すと、すっと席を立つ。
「ここでの話し合いは、いったん間を置いた方がよろしいような気がしますわね。いろいろお調べになりたいこともあるでしょうし。その上でもし私と協力体制を築こうという気がおありでしたら、近日中に再度お手紙をいただけると嬉しいですわ。では、本日はこれで」
立ち上がったジェミーに、見下ろされたルゼは小さく奥歯を噛みしめながら表情だけは取り繕った。
「わかりました。第三王子にはそうお伝えしておきましょう。ウィリアム、ジェミー嬢を丁重に案内してさしあげろ」
「かしこまりました」
「お互いにとって、有益な関係を築けることを願っています。では」
「ええ、またお会いできる日を楽しみに」
そして、ジェミーはゆったりと紅茶を飲み干すと、すっと席を立つ。
「ここでの話し合いは、いったん間を置いた方がよろしいような気がしますわね。いろいろお調べになりたいこともあるでしょうし。その上でもし私と協力体制を築こうという気がおありでしたら、近日中に再度お手紙をいただけると嬉しいですわ。では、本日はこれで」
立ち上がったジェミーに、見下ろされたルゼは小さく奥歯を噛みしめながら表情だけは取り繕った。
「わかりました。第三王子にはそうお伝えしておきましょう。ウィリアム、ジェミー嬢を丁重に案内してさしあげろ」
「かしこまりました」
「お互いにとって、有益な関係を築けることを願っています。では」
「ええ、またお会いできる日を楽しみに」



