~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

 だが今、彼女はそのピュアアプ内の悪役令嬢ジェミー・ペリエライツ(15)としてここにいる。学園に入って数か月すればもう十六歳、結婚もできる年齢だ。

(ペリエライツ家という名前も、この国、レビエラ王国と言う名前もドンピシャだし、多分いや、完っ璧に間違いないわ。ああぁ)

 ジェミーは青ざめながらぷるぷる手を震わすと、ぐしゃりと自慢の銀髪をかき混ぜる。

(つまり、物語の筋書き通りに行けばっ。私は三年後の学園卒業までに、王権争いに巻き込まれて処刑っ、されちゃうんだわ! 最悪よっ)
 
 ギロチンか斬首刑かは知らないが、もう一年かそこら経てば、この白魚のような首も胴体と泣き別れ。両手で抑え、しくしく別れを惜しんでいると、メイドのミリィがこわごわと口を出してきた。

「あのう……。御嬢様、そのとても奇抜で独創的なポーズは、いったいなにを訴えかけていらっしゃるのでしょう?」
「うるっさいわねっ! どうせ私は頭がおかしいですよーだ! それになんか文句でもあるのっ?」