「んぎぎぎぎー! な、なにかの間違いという線は!?」
「急にどうしたんだよ! まあ、何者かが他の陣営を騙って、という陽動工作もありえなくはないが。犯人が第三王子派閥に罪をなすりつけようとした場合とか」
それは確かにあり得るかもしれない。どうか第一王子派閥のしでかしたことであってくれ、と考えたところでふとジェミーは首を傾げた。どうもなにか引っ掛かる。
(待って。でもすでにやつらは一度私のことを殺しにかかってるのよね。なのに、今さら脅しを?)
ジェミーは保管してあった脅迫文を再度開くと、じっくりとその意味を考えた。
【第二王子との婚約から身を引け。さもなくば命はないぞ】
これだと、婚約から身を引けば命は助かると言っているように思えなくもない。
手紙から伝わる意志と、あの問答無用で殺しにかかってきた手管が、どうもジェミーには少しちぐはぐに思える。
(犯行と脅迫文は、やはり別口の指示で行われたものなのでは?)
八方塞がりの状況に垂らされた一本の蜘蛛の糸。ジェミーはそれをどうしても確かめたくなった。
「急にどうしたんだよ! まあ、何者かが他の陣営を騙って、という陽動工作もありえなくはないが。犯人が第三王子派閥に罪をなすりつけようとした場合とか」
それは確かにあり得るかもしれない。どうか第一王子派閥のしでかしたことであってくれ、と考えたところでふとジェミーは首を傾げた。どうもなにか引っ掛かる。
(待って。でもすでにやつらは一度私のことを殺しにかかってるのよね。なのに、今さら脅しを?)
ジェミーは保管してあった脅迫文を再度開くと、じっくりとその意味を考えた。
【第二王子との婚約から身を引け。さもなくば命はないぞ】
これだと、婚約から身を引けば命は助かると言っているように思えなくもない。
手紙から伝わる意志と、あの問答無用で殺しにかかってきた手管が、どうもジェミーには少しちぐはぐに思える。
(犯行と脅迫文は、やはり別口の指示で行われたものなのでは?)
八方塞がりの状況に垂らされた一本の蜘蛛の糸。ジェミーはそれをどうしても確かめたくなった。



