「けどなぁ。それは父上が判断することだろ。別にお前が背負い込むことはないじゃないか」
「いーえ、私は父上に無用な心労を与えたくはありませんの。それにこのような些末な問題、自身の力で片づけなくては恥ずかしくてペリエライツ家の娘だと名乗れませんわ。これは、この家に生まれた私の責任なのです」
「だがなぁ……」
なおも妹の言葉に不安を滲ませるウィンダスに、ジェミーははっきりと言い切ってやる。
「大丈夫です、お兄様。ミリィや他の護衛もついておりますし、まかり間違っても自らの命を軽んじるようなことはしません。ですから今しばらくは、妹の成長を見守ると思ってこの件は胸の裡にお納めくださいまし」
「信じていいんだな?」
ウィンダスはジェミーの覚悟を見定めるような視線を送ってきたが、やがて諦めたように頷いた。
「お前はこうと決めたら昔っから誰の話も聞かないからな。わかったよ。だが本当に危ない真似だけはやめてくれ。これで婚約前の妹になにかあったら、オレが父上に勘当されちまいそうだ」
「ええ、必ず。それで、早速手紙の件についてお話しいただけますか?」
「いーえ、私は父上に無用な心労を与えたくはありませんの。それにこのような些末な問題、自身の力で片づけなくては恥ずかしくてペリエライツ家の娘だと名乗れませんわ。これは、この家に生まれた私の責任なのです」
「だがなぁ……」
なおも妹の言葉に不安を滲ませるウィンダスに、ジェミーははっきりと言い切ってやる。
「大丈夫です、お兄様。ミリィや他の護衛もついておりますし、まかり間違っても自らの命を軽んじるようなことはしません。ですから今しばらくは、妹の成長を見守ると思ってこの件は胸の裡にお納めくださいまし」
「信じていいんだな?」
ウィンダスはジェミーの覚悟を見定めるような視線を送ってきたが、やがて諦めたように頷いた。
「お前はこうと決めたら昔っから誰の話も聞かないからな。わかったよ。だが本当に危ない真似だけはやめてくれ。これで婚約前の妹になにかあったら、オレが父上に勘当されちまいそうだ」
「ええ、必ず。それで、早速手紙の件についてお話しいただけますか?」



