依然厳しい目をしたウィンダスにどうごまかすか、ジェミーは頭の中をぐるぐる回転させた。
ただでさえ前回の暗殺騒ぎについては、ジェミー個人に恨みを持った者の犯行ということで、計画者を捜査中なのに、加えてもし犯行声明まで出してきたことが父に知れたら、彼はペリエライツ家の誇りに懸けて犯人を見つけ出そうとするだろう。その結果、第一王子の暗躍が発覚してしまったら、父はジェミーの身を守るため、第二王子との婚約をむりやりにでも進めかねない。
そうなってしまえばすべてがお終いだ。今は絶対に、彼らに核心に近づく情報を与えてはならない。
よってジェミーは非常に苦しい言い訳を口にした。
「お父様にお伝えすれば、今すぐペリエライツ家の威信をもって犯人を引きずり出してくださるでしょうね。しかし、今は同時に国にとって非常に大事な時期なのはお兄様もおわかりでしょう?」
「む、王権移譲の儀が近づいていることを言っているのか?」
「その通りです」
ウィンダスが挙げた王権移譲の儀とは、言わずもがな王位の継承式のことだ。
ただでさえ前回の暗殺騒ぎについては、ジェミー個人に恨みを持った者の犯行ということで、計画者を捜査中なのに、加えてもし犯行声明まで出してきたことが父に知れたら、彼はペリエライツ家の誇りに懸けて犯人を見つけ出そうとするだろう。その結果、第一王子の暗躍が発覚してしまったら、父はジェミーの身を守るため、第二王子との婚約をむりやりにでも進めかねない。
そうなってしまえばすべてがお終いだ。今は絶対に、彼らに核心に近づく情報を与えてはならない。
よってジェミーは非常に苦しい言い訳を口にした。
「お父様にお伝えすれば、今すぐペリエライツ家の威信をもって犯人を引きずり出してくださるでしょうね。しかし、今は同時に国にとって非常に大事な時期なのはお兄様もおわかりでしょう?」
「む、王権移譲の儀が近づいていることを言っているのか?」
「その通りです」
ウィンダスが挙げた王権移譲の儀とは、言わずもがな王位の継承式のことだ。



