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「お兄様! ちょっと聞きたいことがあるの。今いいかしら」
「なんだ? 珍しいじゃないかジェミーがここに来るなんて。まあ入れよ」
扉をノックすると鍵がカチャリと空き、兄ウィンダスが顔を見せる。
母譲りの柔らかい面差しは人好きのするもので、きっと友人も多いはずだ。そして次代のペリエライツ家の当主として婚約者にも事欠かないはずなのだが、なぜかあまり浮いた話は聞かない。その辺りちょっと気になるところが、それは今本題ではないので追及しないでおいてあげよう。
室内に招かれ、応接ソファに座らされたジェミーは、隣に座った彼に早速例の手紙を、中身は抜いた状態で見せた。
「あのね、お父様には内密で調べたいことがあって。お兄様、この封筒について見たことはない? 第二王子殿下からもらったのと似ているし、王宮周りでで使われているものかなと思うのだけど」
「ん? ちょっと貸してみな。へぇ、確かにこりゃあ高級品だ。中身はどんなものだったんだ?」
「それは言えないわ。プライベートですもの」
ジェミーがぎくしゃくした微笑で答えると、ウィンダスは怪しそうに眉を顰める。
「お兄様! ちょっと聞きたいことがあるの。今いいかしら」
「なんだ? 珍しいじゃないかジェミーがここに来るなんて。まあ入れよ」
扉をノックすると鍵がカチャリと空き、兄ウィンダスが顔を見せる。
母譲りの柔らかい面差しは人好きのするもので、きっと友人も多いはずだ。そして次代のペリエライツ家の当主として婚約者にも事欠かないはずなのだが、なぜかあまり浮いた話は聞かない。その辺りちょっと気になるところが、それは今本題ではないので追及しないでおいてあげよう。
室内に招かれ、応接ソファに座らされたジェミーは、隣に座った彼に早速例の手紙を、中身は抜いた状態で見せた。
「あのね、お父様には内密で調べたいことがあって。お兄様、この封筒について見たことはない? 第二王子殿下からもらったのと似ているし、王宮周りでで使われているものかなと思うのだけど」
「ん? ちょっと貸してみな。へぇ、確かにこりゃあ高級品だ。中身はどんなものだったんだ?」
「それは言えないわ。プライベートですもの」
ジェミーがぎくしゃくした微笑で答えると、ウィンダスは怪しそうに眉を顰める。



