「狭いなあ。」 「みんなで入ろうって言ったのは誰なんだよ?」
「香澄ちゃんよね?」 「お姉さんじゃなかったっけ?」
「香澄ちゃんよ。」 「お姉さんだってば。」
「両方か。 どうしようもねえな。」 「そういうこと。」
家族用の風呂に三人も詰め込んでどうするんだよ? 何も考えてないんだからなあ。
「姉ちゃん、ちょっといいか?」 「なになに?」
顔を寄せてきた姉ちゃんを立たせて香澄に抱っこさせる。 その間に俺は浴槽を出て体を洗う。
「うーん、香澄ちゃん そんなに強く抱かないでよ。」 (何やってんだこいつら?)
俺は体を洗うとさっさと風呂から出て行った。 その後、二人がどうなったかは知りませんでーーーーす。
40分ほどして二人が話しながら二階へ上がってきた。 「弘明君にやられっちゃったわね。」
「そうねえ。 いつか仕返ししましょうね。」 「うん。」
(都合のいいことを言ってやがるなあ。 自分らで萌えまくっておいて。) 姉ちゃんの部屋に入った二人はまだまだ盛り上がっております。
(元気いいなあ。 風呂ん中で萌え上がったんだろうなあ。) この間も派手にやってたからなあ。
「そろそろ寝るわ。」 やっと姉ちゃんがそう言ったのは11時半頃。
「じゃあ私も、、、。」 「やっと静かになりそうだな。」
そう思って安心していると、、、。 「弘明君は寝たかなあ?」
そう言いながら俺の部屋に香澄が入ってきた。 (最悪だぜ。)
香澄は俺が寝ているのを確認して布団の中に入ってきた。 「寝てるな。」
「起きてるけど何か?」 「ギャーーーーー、起きてるーーーーー。」
「騒ぎ過ぎだっつうの。 馬鹿。」 「香澄ちゃん 何やってんのよ?」
「ごめんなさい。 寝てると思ってたら起きてたから。」 「あのねえ、それくらいで大きな声出さないでよ。」
「ごめんなさい。」 「まったくもう、、、。」
雄たけびに驚いて飛んできた姉ちゃんは拍子抜けした顔で部屋に戻っていった。
「ほんとに馬鹿なんだから。 お前は。」 「いいの。 宏明君の彼女だから。」
「いい迷惑だわ。 大作に暮れてやりたいわ。」 「いいわ。 あんな蒲鉾。」
「うっせえな。 寝ろよ いい加減。」 「はーーーーい。」
とまあ寝たまではいいんだけどあっちへコロコロ、こっちへコロコロ転がってくるからそのたびに腹を殴られたり背中を蹴られたり、、、。
終いには俺の上に乗ってきやがった。 「重たいだろうがよ。 馬鹿。」
「うーーーーん。 いいんだもん。 これでいいんだもん。」 「寝ぼけてやがる。 さすがはお嬢様だぜ。」
そう思って香澄を下ろして寝ていると、、、。 「何でそうなのよ?」って聞いてきた。
「は? なんだ、寝言か。 脅かすなよ馬鹿。」 寝ている頭を小突いてみる。
「いたーーーーーーーい。 やめてよーーーーーー‼」 「うるせえなあお前。」
「だからさあ、何してんのよ?」 またまた姉ちゃんが飛んできた。
「香澄がうるさいから、、、。」 「いいわ。 私も一緒に寝る。」
「おいおい、ここで一緒に寝る気か?」 「そうよ。 あんたたち落ち着かないから。」
「三人で寝るほうがもっと落ち着かないと思うけどなあ。」 「いいじゃんいいじゃん。」
そこで香澄を真ん中にして三人並んでみたんだけど、、、。 「痛いなあ。」
「うーーーん。 重たい。」 二人が何かやってる。
結局まあ朝までモソモソしていて気になるのならないのって、、、。 ほんとに迷惑な女ども。
それでも朝になるとすこぶる元気なんですわ。 「おっはよう‼ 宏明くーーーーん。」
「元気いいなあ。 あれだけやっといて。」 「何よ?」
「姉ちゃんと萌えまくってたじゃん。」 「えーーーーーーーー?」
「香澄ちゃん 驚き過ぎ。」 姉ちゃんは澄ました顔で顔を洗っております。
「だってお姉さんが、、、、。」 「私がどうかしたの?」
「いえ、あの、その、、、。」 姉ちゃんを見ながら真っ赤になってる香澄を初めて見たわ。
さあさあ学校ですよ。 今日も賑やかですなあ。
事件を起こしまくる香澄を連れて保護者みたいな顔で教室に入ってみた。 「あらあら、弘明君も大変ねえ。」
小百合が早速聞いてきた。 「そうなんだよ、こんな問題児が一緒だから。」
「昨日も何か有ったんじゃないの?」 「分かる?」
「十分に予想できるわよ。 あの子じゃあおとなしくしてるほうが珍しいからねえ。」 そう言いながら香澄を睨みつけるその眼がどっか怖いんだけどなあ。
律子はそれに気付いたのか香澄に合図してます。 でも香澄は気付かないみたい。
吉江たちと相変わらずのお喋り真っ最中。 律子も白けてしまって本で顔を隠した。
1時間目は英語。 思うけどさあ、イングリッシュって言いながら中身はアメリカンだよなあ。
だって英語と米語じゃあ表現が違うじゃない。 教科書は米語だよね。
そんなことを考えながら教科書と香澄を交互に見る。 香澄はいつもの通り。
2時間目は数学。 いつもなら美和が来るんだけど休んじゃってるからどっか寂しい。
ってさあ、あれだけのことをやらかしておいて寂しいもくそも無いよな。 ハーーーーーーーーーー。
3時間目は音楽。 何や知らんけど今日も香澄と優佳は楽しそう。
休み時間にはいつもの通りに追いかけっこ、、、。 と思ったら香澄が暴れない。
拍子抜けしたまま昼休みになっちゃった。 いつものごとく図書館に行くと、、、。
「今日は図書委員会をやりますから、、、。」 沢田初音が忙しそうに言ってきた。
(行き場が無くなっちまったな。) 気の抜けた顔で廊下を歩いていると香澄が走ってきた。 「弘明くーーーーん、元気無いなあ。」
「うわ、こんな所で出てきやがった。」 「なあに? 私って幽霊じゃないのよ。」
「そーーーーーーーーっと出てくるんだもん。 幽霊みたいなもんじゃねえか。」 「失礼ね。 まだ死んでないわよ。」
「顔が死んでますけど、、、。」 「顔だけ死なないもん。」
「へえ。 体は死んでるのか?」 「昨日見たでしょう?」
「何を?」 「え? 何か見たの?」
教室から出てきた律子がくっ付いてきた。 「いやいや、何でもないわよ。」
「香澄、弘明君に何を見せたの?」 「いやいや何でもないから。」
「じゃあ何で弘明君にくっ付いてるのよ?」 「それは好きだからよ。」
「好きだけ? そんなんじゃないわよねえ? ねえ、香澄?」 (女の恨みは恐ろしいなあ。)
律子が香澄を追い詰めていると小百合が出てきた。 「りっちゃん、何してんの?」
「香澄が何課やらかしたって言うから追及してるのよ。」 「弘明君に聞いたほうが速くない?」
「いやいや、香澄を問い詰めるわ。」 「ねえねえ、弘明君。 昨日何かやったの?」
俺は小百合に耳打ちをした。 「えーーーーーー‼」
でっかい声で驚くもんだから廊下を歩いていた有村先生も振り向いた。 「馬鹿だなあ。 蟻んこまで振り向いたじゃねえか。」
「ごめんごめん。 やっちゃった。 あはは。」 「あははじゃねえよ。 まったく、、、。」
「小百合、何だったのよ?」 聞いてくる律子に小百合が耳打ちをする。
「えーーーーー? お姉さんと三人でお風呂に入ったのーーーーーー?」 「馬鹿。 大声で言うなよ。」
「ごめんごめん。 驚いちゃった。」 「そっか。 そういうことか。」
香澄はというとすっかりしょげ込んでしまって何を言っても俯いたまま。 心配になるくらいに落ち込んでおります。
小百合は俺の顔を見るたびにニヤニヤしてくるんだよ。 「きもいからやめろってば。」
「やめろって言われても、、、。 ねえ。」 「今では遅過ぎたってか?」
「何それ?」 「知らないならいいわ。」
何かまた嫌な予感が、、、。 さてさて放課後。
「香澄ちゃんよね?」 「お姉さんじゃなかったっけ?」
「香澄ちゃんよ。」 「お姉さんだってば。」
「両方か。 どうしようもねえな。」 「そういうこと。」
家族用の風呂に三人も詰め込んでどうするんだよ? 何も考えてないんだからなあ。
「姉ちゃん、ちょっといいか?」 「なになに?」
顔を寄せてきた姉ちゃんを立たせて香澄に抱っこさせる。 その間に俺は浴槽を出て体を洗う。
「うーん、香澄ちゃん そんなに強く抱かないでよ。」 (何やってんだこいつら?)
俺は体を洗うとさっさと風呂から出て行った。 その後、二人がどうなったかは知りませんでーーーーす。
40分ほどして二人が話しながら二階へ上がってきた。 「弘明君にやられっちゃったわね。」
「そうねえ。 いつか仕返ししましょうね。」 「うん。」
(都合のいいことを言ってやがるなあ。 自分らで萌えまくっておいて。) 姉ちゃんの部屋に入った二人はまだまだ盛り上がっております。
(元気いいなあ。 風呂ん中で萌え上がったんだろうなあ。) この間も派手にやってたからなあ。
「そろそろ寝るわ。」 やっと姉ちゃんがそう言ったのは11時半頃。
「じゃあ私も、、、。」 「やっと静かになりそうだな。」
そう思って安心していると、、、。 「弘明君は寝たかなあ?」
そう言いながら俺の部屋に香澄が入ってきた。 (最悪だぜ。)
香澄は俺が寝ているのを確認して布団の中に入ってきた。 「寝てるな。」
「起きてるけど何か?」 「ギャーーーーー、起きてるーーーーー。」
「騒ぎ過ぎだっつうの。 馬鹿。」 「香澄ちゃん 何やってんのよ?」
「ごめんなさい。 寝てると思ってたら起きてたから。」 「あのねえ、それくらいで大きな声出さないでよ。」
「ごめんなさい。」 「まったくもう、、、。」
雄たけびに驚いて飛んできた姉ちゃんは拍子抜けした顔で部屋に戻っていった。
「ほんとに馬鹿なんだから。 お前は。」 「いいの。 宏明君の彼女だから。」
「いい迷惑だわ。 大作に暮れてやりたいわ。」 「いいわ。 あんな蒲鉾。」
「うっせえな。 寝ろよ いい加減。」 「はーーーーい。」
とまあ寝たまではいいんだけどあっちへコロコロ、こっちへコロコロ転がってくるからそのたびに腹を殴られたり背中を蹴られたり、、、。
終いには俺の上に乗ってきやがった。 「重たいだろうがよ。 馬鹿。」
「うーーーーん。 いいんだもん。 これでいいんだもん。」 「寝ぼけてやがる。 さすがはお嬢様だぜ。」
そう思って香澄を下ろして寝ていると、、、。 「何でそうなのよ?」って聞いてきた。
「は? なんだ、寝言か。 脅かすなよ馬鹿。」 寝ている頭を小突いてみる。
「いたーーーーーーーい。 やめてよーーーーーー‼」 「うるせえなあお前。」
「だからさあ、何してんのよ?」 またまた姉ちゃんが飛んできた。
「香澄がうるさいから、、、。」 「いいわ。 私も一緒に寝る。」
「おいおい、ここで一緒に寝る気か?」 「そうよ。 あんたたち落ち着かないから。」
「三人で寝るほうがもっと落ち着かないと思うけどなあ。」 「いいじゃんいいじゃん。」
そこで香澄を真ん中にして三人並んでみたんだけど、、、。 「痛いなあ。」
「うーーーん。 重たい。」 二人が何かやってる。
結局まあ朝までモソモソしていて気になるのならないのって、、、。 ほんとに迷惑な女ども。
それでも朝になるとすこぶる元気なんですわ。 「おっはよう‼ 宏明くーーーーん。」
「元気いいなあ。 あれだけやっといて。」 「何よ?」
「姉ちゃんと萌えまくってたじゃん。」 「えーーーーーーーー?」
「香澄ちゃん 驚き過ぎ。」 姉ちゃんは澄ました顔で顔を洗っております。
「だってお姉さんが、、、、。」 「私がどうかしたの?」
「いえ、あの、その、、、。」 姉ちゃんを見ながら真っ赤になってる香澄を初めて見たわ。
さあさあ学校ですよ。 今日も賑やかですなあ。
事件を起こしまくる香澄を連れて保護者みたいな顔で教室に入ってみた。 「あらあら、弘明君も大変ねえ。」
小百合が早速聞いてきた。 「そうなんだよ、こんな問題児が一緒だから。」
「昨日も何か有ったんじゃないの?」 「分かる?」
「十分に予想できるわよ。 あの子じゃあおとなしくしてるほうが珍しいからねえ。」 そう言いながら香澄を睨みつけるその眼がどっか怖いんだけどなあ。
律子はそれに気付いたのか香澄に合図してます。 でも香澄は気付かないみたい。
吉江たちと相変わらずのお喋り真っ最中。 律子も白けてしまって本で顔を隠した。
1時間目は英語。 思うけどさあ、イングリッシュって言いながら中身はアメリカンだよなあ。
だって英語と米語じゃあ表現が違うじゃない。 教科書は米語だよね。
そんなことを考えながら教科書と香澄を交互に見る。 香澄はいつもの通り。
2時間目は数学。 いつもなら美和が来るんだけど休んじゃってるからどっか寂しい。
ってさあ、あれだけのことをやらかしておいて寂しいもくそも無いよな。 ハーーーーーーーーーー。
3時間目は音楽。 何や知らんけど今日も香澄と優佳は楽しそう。
休み時間にはいつもの通りに追いかけっこ、、、。 と思ったら香澄が暴れない。
拍子抜けしたまま昼休みになっちゃった。 いつものごとく図書館に行くと、、、。
「今日は図書委員会をやりますから、、、。」 沢田初音が忙しそうに言ってきた。
(行き場が無くなっちまったな。) 気の抜けた顔で廊下を歩いていると香澄が走ってきた。 「弘明くーーーーん、元気無いなあ。」
「うわ、こんな所で出てきやがった。」 「なあに? 私って幽霊じゃないのよ。」
「そーーーーーーーーっと出てくるんだもん。 幽霊みたいなもんじゃねえか。」 「失礼ね。 まだ死んでないわよ。」
「顔が死んでますけど、、、。」 「顔だけ死なないもん。」
「へえ。 体は死んでるのか?」 「昨日見たでしょう?」
「何を?」 「え? 何か見たの?」
教室から出てきた律子がくっ付いてきた。 「いやいや、何でもないわよ。」
「香澄、弘明君に何を見せたの?」 「いやいや何でもないから。」
「じゃあ何で弘明君にくっ付いてるのよ?」 「それは好きだからよ。」
「好きだけ? そんなんじゃないわよねえ? ねえ、香澄?」 (女の恨みは恐ろしいなあ。)
律子が香澄を追い詰めていると小百合が出てきた。 「りっちゃん、何してんの?」
「香澄が何課やらかしたって言うから追及してるのよ。」 「弘明君に聞いたほうが速くない?」
「いやいや、香澄を問い詰めるわ。」 「ねえねえ、弘明君。 昨日何かやったの?」
俺は小百合に耳打ちをした。 「えーーーーーー‼」
でっかい声で驚くもんだから廊下を歩いていた有村先生も振り向いた。 「馬鹿だなあ。 蟻んこまで振り向いたじゃねえか。」
「ごめんごめん。 やっちゃった。 あはは。」 「あははじゃねえよ。 まったく、、、。」
「小百合、何だったのよ?」 聞いてくる律子に小百合が耳打ちをする。
「えーーーーー? お姉さんと三人でお風呂に入ったのーーーーーー?」 「馬鹿。 大声で言うなよ。」
「ごめんごめん。 驚いちゃった。」 「そっか。 そういうことか。」
香澄はというとすっかりしょげ込んでしまって何を言っても俯いたまま。 心配になるくらいに落ち込んでおります。
小百合は俺の顔を見るたびにニヤニヤしてくるんだよ。 「きもいからやめろってば。」
「やめろって言われても、、、。 ねえ。」 「今では遅過ぎたってか?」
「何それ?」 「知らないならいいわ。」
何かまた嫌な予感が、、、。 さてさて放課後。



