夕食を済ませて風呂に入っていると思った通りに姉ちゃんが入ってきた。 「うわ、、、。」
「なあに? 驚いた?」 「そりゃ驚くよ。 今日くらいは何も無いだろうって思ったのに、、、。」
「甘いなあ。 あんた美和のマンションに行ってたよね? 何してたの?」 「何って紅茶飲んで喋ってただけだよ。」
「それだけ? 面白くないなあ。」 「だって姪っ子が来てたんだもん。」
「ああ、あの子ね。 あの子が来てたんじゃあ何も出来ないわねえ。」 そう言いながら姉ちゃんは俺の膝の上に乗ってきた。
「何だよ?」 「可哀そうな宏明君を慰めてあげるわ。」
「要らない要らない。 十分だから。」 「ばらしてもいいのかなあ? 美和ちゃん傷付くぞーーーー。」
「それを言われたら、、、。」 「でしょう? だったらおとなしくしてなさい。」
「しゃあねえなあ。」 というわけで俺は姉ちゃんに可愛がられるのでした。
頭を撫でられながらふと姉ちゃんに抱き着いた俺はその勢いでやっちゃったあ。 お先真っ暗、、、。
「激しかったなあ。 あんたよっぽどに溜まってたのね?」 「何が?」
「美和とやれないもんだから溜まってたんだなあ。 若いわねえ。」 「自分だって、、、。」
「何か言いました?」 「何にも、、、。」
「自分だって、、、とかって聞こえたんだけどなあ。」 (ギク、、、。)
姉ちゃんは耳元に口を寄せてきた。 「あんまり溜めないほうがいいわよ。 暴走すると大変だから。」
「くすぐったいなあ。」 「反抗していいのかなあ? ばらしちゃうぞ。」
「待て待て。 それは絶対にダメ。」 「私とならやってもいいから溜めないほうがいいわよ。」
それだけ言うと姉ちゃんはニコッと笑って風呂から出て行った。
その後は大変なんだ。 姉ちゃんを抱いた感触が消えなくて、、、。
翌月曜日もどっか上の空。 香澄が話し掛けてきても全く聞こえてない。
「ねえねえ弘明君。 次体育なんだけど、、、。」 「え? うわーーーーー。」
「なんかおかしいよね。 今日の弘明君。」 「いつも以上におかしいわ。」
律子も小百合も訳が分からないらしい。 「香澄といいことやったのかなあ?」
「でも香澄は何も言ってなかったよ。」 「そりゃあ好き好んで喋る人も居ないでしょうよ。」
「それはそうだけど、、、。」 休み時間もどっか変なのでーす。
香澄がつっかけてきても反応が無いんだ。 だから香澄まで心配になってきて、、、。
「ねえ、りっちゃん。 宏明君 どうしたんだろう?」 「あんたでも分かんないの?」
「おかし過ぎるんだ。 いつもより変だもん。」 「あんたが虐めすぎるからそうなったんじゃないの?」
「違うもん。 そこまで虐めてないもん。」 「でもおかしいよねえ。」
そこで小百合は考えてみた。 図書館に行った時に聞いてみようかなって。
そして昼休み。 図書館に来ると、、、。
「弘明君も居るなあ。 よしよし。」 棚から本を取り出すと俺の隣に座ってきた。
「珍しいなあ。」 「でしょう? たまにはっこうして本を読みたいなと思って。」
そして本を読み始めて数分後、小百合が耳打ちしてきた。 「今日、変だけど何か有ったの?」
(ギク、、、。) 「有ったんだ。 何?」
俺は小百合の口に手を当てて、、、。 「誰にも言わないから話してよ。」
「姉ちゃんと喧嘩したんだよ。」 「そんな風には見えないなあ。」
(ギク、、、。) 「お姉さんといいことしたのね?」
いきなり突いてくるもんだからどう反応していいのか分からない。 「そりゃあ驚くよねえ。 そっかそっか。」
何を理解したのか分からないけど小百合は頷くと本を開いた。 俺のほうは冷や汗タラタラなんですけど、、、。
それからというもの、小百合は俺の傍にくっ付いたまま。 「あれあれ? 今度は小百合がくっ付いてるぞ。」
「香澄ー、彼氏を横取りされたなあ。」 クラスの連中はいつものように大騒ぎしてる。
「うっせえやつらだなあ。 誰だっていいだろう?」 「香澄ちゃん可哀そう。」
「お前にやるよ。」 「要らないよ。 あんなブス。」
「ひでえなあ。 ブスだって。」 「いいんだもーん。 私は弘明君のお姫様だから。」
「始まった。 あれが始まると長いんだよなあ。」 「弘明君 逃げよう。」
小百合も香澄から懸命に逃げております。 何がどうなったらこうなるんだ?
休み時間もそんなこんなでクラスは大変。 香澄は俺に引っ付こうとしてるんだけど小百合が邪魔してて傍にも行けないみたい。
「いいんだもん。 電車の中でくっ付いてやる。」 「ほら来た。」
「何よ?」 「立派なストーカーだなあ。 お前。」
「ストーカーなんかじゃないもん。 好きなだけだもん。」 「だからストーカーだっつうの。」
「あのねえ、私はストーカーでも何でもないのよ。 分かってらっしゃるかしら?」 「分かってらっしゃらなかったらどうするんだよ?」
「そしたら泣いちゃうもん。」 「おい、前を見ろよ。」
「え?」 泣き始めた香澄は紀夫に言われて前を見た。
「うわーーーーー、ごめんなさーーーーーい。」 「こらこら、浦川。 お前ちっとは周りを見てから動けよ。」
「だって弘明君が、、、。」 「誰が彼がじゃない。 お前が気を付けなきゃ何にもならんだろうがよ。 罰として体育館の掃除をしてきなさい。 分かったか。」
久保山先生はムッとした顔で廊下を歩いて行った。 「またまた罰掃除か。 お嬢様も大変ですなあ。」
「何言ってんのよ? 元はといえば弘明君が、、、。」 「じゃあさあトイレ掃除を俺が手伝ったこと話しちゃおうかなあ?」
「ワワワ、それはやめて。 学校に通えなくなる。」 「そんな大げさな、、、。」
「香澄はやっぱり問題児よねえ。」 「でも宏明君が、、、。」
「関係無いでしょうよ。 あんたはあんたなんだから。」 「小百合ちゃんまで、、、。」
それからというもの、香澄はどっかしょぼくれておりまして国語の時間も静かなもんですわ。
休み時間になっても香澄に話しかけるやつが居なくて一人でボーっとしてます。 かと思えば俺のほうを羨ましそうに見ておりまして、、、。
静かな静かな休み時間が終わって6時間目。 数学ですわよ。
美和も教室の変な雰囲気を感じ取ったらしく香澄に目を配っております。 どっか変。
そのままで放課後に突入しましたよーーー。 「香澄は、、、。 あっそうか。 罰掃除だったわね。」
律子もどっか冷ややかな目で香澄を見送っております。 なんか怖い。
ついさっきまであんなに仲良くしてたのに、、、。 「さて帰ろうかな。」
「弘明君 香澄ちゃんは心配じゃないの?」 「ああもこうも毎日心配ばかりしてられないよ。」
「そうよねえ。 でもさほんとは心配なんでしょう?」 「そりゃあ、あいつのことだから、、、。」
「行ってきてもいいのよ。 分かってんだから。」 「そうか。」
小百合たちを見送ってから俺は体育館へ行ってみた。
香澄はというと体育館の床をモップで懸命に磨いております。 教官室には誰も居ない様子。
今日はバレー部も休みらしくて誰も来てないんだなあ。 入り口からそっと見ております。
あっちにこっちにモップを持って走り回っている香澄を見ていると何だか可哀そうになってくるんだけど、、、。 でもまあいいか。
そう思いながら欠伸をしていると美和が入ってきた。 「美和、、、。」
「あれあれ? 宏明君は何をしてるの?」 「香澄を見に来たんだよ。」
「んで香澄ちゃんは何をしてるの?」 「罰掃除。」
「あらら、久保山先生か誰か怒らせたな?」 「そうなんだよ。 これで三度目。」
「え? 三回も? 私よりすごいじゃない。」 「驚いてる場合じゃないって。」
「そうだそうだ。」 「ところで先生は何をしに来たの?」
「弘明君が見えないから心配して探してたのよ。」 「そうなんだ。」
フッと溜息を吐いた香澄が俺たちのほうを向いた。 「弘明君、、、。」
「ちょっと話してくる。」 「うん。」
美和から離れた俺は香澄の傍へ寄っていく。 「見に来てくれたの?」
「そうだよ。 小百合たちも心配してたから。」 「ふーん、そうなんだ。」
「何だよ?」 「あれだけ言ってたから心配してないんだなって思ったけど。」
「言う時には言うさ。 誰だって。」 「でも結局は弘明君だけなのよねえ。」
「何が?」 「私を守ってくれてるのは。」
「は? お嬢様を守ってる気は無いけど。」 「えーーーーーー? うっそでしょう? 守ってくれないのーーーー? ひどーーーーい。」
「さっさと終わらせちまえよ。 帰れなくなるぞ。」 「やだやだ。 終わらせるから待っててよ。」
「しゃあねえなあ。」 香澄から離れた俺は入り口に戻ってきた。
でもそこに美和は居なかった。 帰っちまったんだな。
「なあに? 驚いた?」 「そりゃ驚くよ。 今日くらいは何も無いだろうって思ったのに、、、。」
「甘いなあ。 あんた美和のマンションに行ってたよね? 何してたの?」 「何って紅茶飲んで喋ってただけだよ。」
「それだけ? 面白くないなあ。」 「だって姪っ子が来てたんだもん。」
「ああ、あの子ね。 あの子が来てたんじゃあ何も出来ないわねえ。」 そう言いながら姉ちゃんは俺の膝の上に乗ってきた。
「何だよ?」 「可哀そうな宏明君を慰めてあげるわ。」
「要らない要らない。 十分だから。」 「ばらしてもいいのかなあ? 美和ちゃん傷付くぞーーーー。」
「それを言われたら、、、。」 「でしょう? だったらおとなしくしてなさい。」
「しゃあねえなあ。」 というわけで俺は姉ちゃんに可愛がられるのでした。
頭を撫でられながらふと姉ちゃんに抱き着いた俺はその勢いでやっちゃったあ。 お先真っ暗、、、。
「激しかったなあ。 あんたよっぽどに溜まってたのね?」 「何が?」
「美和とやれないもんだから溜まってたんだなあ。 若いわねえ。」 「自分だって、、、。」
「何か言いました?」 「何にも、、、。」
「自分だって、、、とかって聞こえたんだけどなあ。」 (ギク、、、。)
姉ちゃんは耳元に口を寄せてきた。 「あんまり溜めないほうがいいわよ。 暴走すると大変だから。」
「くすぐったいなあ。」 「反抗していいのかなあ? ばらしちゃうぞ。」
「待て待て。 それは絶対にダメ。」 「私とならやってもいいから溜めないほうがいいわよ。」
それだけ言うと姉ちゃんはニコッと笑って風呂から出て行った。
その後は大変なんだ。 姉ちゃんを抱いた感触が消えなくて、、、。
翌月曜日もどっか上の空。 香澄が話し掛けてきても全く聞こえてない。
「ねえねえ弘明君。 次体育なんだけど、、、。」 「え? うわーーーーー。」
「なんかおかしいよね。 今日の弘明君。」 「いつも以上におかしいわ。」
律子も小百合も訳が分からないらしい。 「香澄といいことやったのかなあ?」
「でも香澄は何も言ってなかったよ。」 「そりゃあ好き好んで喋る人も居ないでしょうよ。」
「それはそうだけど、、、。」 休み時間もどっか変なのでーす。
香澄がつっかけてきても反応が無いんだ。 だから香澄まで心配になってきて、、、。
「ねえ、りっちゃん。 宏明君 どうしたんだろう?」 「あんたでも分かんないの?」
「おかし過ぎるんだ。 いつもより変だもん。」 「あんたが虐めすぎるからそうなったんじゃないの?」
「違うもん。 そこまで虐めてないもん。」 「でもおかしいよねえ。」
そこで小百合は考えてみた。 図書館に行った時に聞いてみようかなって。
そして昼休み。 図書館に来ると、、、。
「弘明君も居るなあ。 よしよし。」 棚から本を取り出すと俺の隣に座ってきた。
「珍しいなあ。」 「でしょう? たまにはっこうして本を読みたいなと思って。」
そして本を読み始めて数分後、小百合が耳打ちしてきた。 「今日、変だけど何か有ったの?」
(ギク、、、。) 「有ったんだ。 何?」
俺は小百合の口に手を当てて、、、。 「誰にも言わないから話してよ。」
「姉ちゃんと喧嘩したんだよ。」 「そんな風には見えないなあ。」
(ギク、、、。) 「お姉さんといいことしたのね?」
いきなり突いてくるもんだからどう反応していいのか分からない。 「そりゃあ驚くよねえ。 そっかそっか。」
何を理解したのか分からないけど小百合は頷くと本を開いた。 俺のほうは冷や汗タラタラなんですけど、、、。
それからというもの、小百合は俺の傍にくっ付いたまま。 「あれあれ? 今度は小百合がくっ付いてるぞ。」
「香澄ー、彼氏を横取りされたなあ。」 クラスの連中はいつものように大騒ぎしてる。
「うっせえやつらだなあ。 誰だっていいだろう?」 「香澄ちゃん可哀そう。」
「お前にやるよ。」 「要らないよ。 あんなブス。」
「ひでえなあ。 ブスだって。」 「いいんだもーん。 私は弘明君のお姫様だから。」
「始まった。 あれが始まると長いんだよなあ。」 「弘明君 逃げよう。」
小百合も香澄から懸命に逃げております。 何がどうなったらこうなるんだ?
休み時間もそんなこんなでクラスは大変。 香澄は俺に引っ付こうとしてるんだけど小百合が邪魔してて傍にも行けないみたい。
「いいんだもん。 電車の中でくっ付いてやる。」 「ほら来た。」
「何よ?」 「立派なストーカーだなあ。 お前。」
「ストーカーなんかじゃないもん。 好きなだけだもん。」 「だからストーカーだっつうの。」
「あのねえ、私はストーカーでも何でもないのよ。 分かってらっしゃるかしら?」 「分かってらっしゃらなかったらどうするんだよ?」
「そしたら泣いちゃうもん。」 「おい、前を見ろよ。」
「え?」 泣き始めた香澄は紀夫に言われて前を見た。
「うわーーーーー、ごめんなさーーーーーい。」 「こらこら、浦川。 お前ちっとは周りを見てから動けよ。」
「だって弘明君が、、、。」 「誰が彼がじゃない。 お前が気を付けなきゃ何にもならんだろうがよ。 罰として体育館の掃除をしてきなさい。 分かったか。」
久保山先生はムッとした顔で廊下を歩いて行った。 「またまた罰掃除か。 お嬢様も大変ですなあ。」
「何言ってんのよ? 元はといえば弘明君が、、、。」 「じゃあさあトイレ掃除を俺が手伝ったこと話しちゃおうかなあ?」
「ワワワ、それはやめて。 学校に通えなくなる。」 「そんな大げさな、、、。」
「香澄はやっぱり問題児よねえ。」 「でも宏明君が、、、。」
「関係無いでしょうよ。 あんたはあんたなんだから。」 「小百合ちゃんまで、、、。」
それからというもの、香澄はどっかしょぼくれておりまして国語の時間も静かなもんですわ。
休み時間になっても香澄に話しかけるやつが居なくて一人でボーっとしてます。 かと思えば俺のほうを羨ましそうに見ておりまして、、、。
静かな静かな休み時間が終わって6時間目。 数学ですわよ。
美和も教室の変な雰囲気を感じ取ったらしく香澄に目を配っております。 どっか変。
そのままで放課後に突入しましたよーーー。 「香澄は、、、。 あっそうか。 罰掃除だったわね。」
律子もどっか冷ややかな目で香澄を見送っております。 なんか怖い。
ついさっきまであんなに仲良くしてたのに、、、。 「さて帰ろうかな。」
「弘明君 香澄ちゃんは心配じゃないの?」 「ああもこうも毎日心配ばかりしてられないよ。」
「そうよねえ。 でもさほんとは心配なんでしょう?」 「そりゃあ、あいつのことだから、、、。」
「行ってきてもいいのよ。 分かってんだから。」 「そうか。」
小百合たちを見送ってから俺は体育館へ行ってみた。
香澄はというと体育館の床をモップで懸命に磨いております。 教官室には誰も居ない様子。
今日はバレー部も休みらしくて誰も来てないんだなあ。 入り口からそっと見ております。
あっちにこっちにモップを持って走り回っている香澄を見ていると何だか可哀そうになってくるんだけど、、、。 でもまあいいか。
そう思いながら欠伸をしていると美和が入ってきた。 「美和、、、。」
「あれあれ? 宏明君は何をしてるの?」 「香澄を見に来たんだよ。」
「んで香澄ちゃんは何をしてるの?」 「罰掃除。」
「あらら、久保山先生か誰か怒らせたな?」 「そうなんだよ。 これで三度目。」
「え? 三回も? 私よりすごいじゃない。」 「驚いてる場合じゃないって。」
「そうだそうだ。」 「ところで先生は何をしに来たの?」
「弘明君が見えないから心配して探してたのよ。」 「そうなんだ。」
フッと溜息を吐いた香澄が俺たちのほうを向いた。 「弘明君、、、。」
「ちょっと話してくる。」 「うん。」
美和から離れた俺は香澄の傍へ寄っていく。 「見に来てくれたの?」
「そうだよ。 小百合たちも心配してたから。」 「ふーん、そうなんだ。」
「何だよ?」 「あれだけ言ってたから心配してないんだなって思ったけど。」
「言う時には言うさ。 誰だって。」 「でも結局は弘明君だけなのよねえ。」
「何が?」 「私を守ってくれてるのは。」
「は? お嬢様を守ってる気は無いけど。」 「えーーーーーー? うっそでしょう? 守ってくれないのーーーー? ひどーーーーい。」
「さっさと終わらせちまえよ。 帰れなくなるぞ。」 「やだやだ。 終わらせるから待っててよ。」
「しゃあねえなあ。」 香澄から離れた俺は入り口に戻ってきた。
でもそこに美和は居なかった。 帰っちまったんだな。



