俺はそんな美和の気持ちなど知らずに家に帰ってきたら夕食を済ませて部屋でゴロゴロしてる。 何か吹っ切れない物が有るんだ。
香澄は確かに吹っ切ったはずなんだけどなあ。 まだ何か考えてるのかなあ?
近頃は小百合ともよく喋るからそっちのほうが気になってるのかな? それとも?
律子たちとは相変わらずの仲だしこれといって変わったことも無い。 後は美和が居なくなったことだけ。
「様子を見に行ったら?」って小百合は言ってたけどそう簡単に俺が行けるかよ? 押し倒してやっちまったんだぜ。
ほんとなら警察を呼ばれたっていいくらいだ。 そんな俺がさ、様子を見に行けるなんて思う?
そりゃさあ姉ちゃんの会社が近くに在るから見てきてもらうって手も無いことは無い。 でもそれだっておかしいだろう。
結局は俺がどうするか、、、、、、、、、なんだよ。 そうじゃないか?
そこへ電話が掛かってきた。 「誰だ?」
「ああもしもし。 宏明君?」 「何だ、真紀か。 どうした?」
「あのさあ、ストライプドリッパーのcdを貸してほしいんだけど、、、。」 「何だ、cdか。 明日持ってくよ。」
「ありがとう。 助かるわ。」 電話が切れると俺はまた床に寝転がった。
この先、美和が不意に現れたらどうする? 俺はまだまだ恨まれてるかもな。
もしそうだったらそれでいい。 俺なんかよりもっといいやつはたくさん居るから。
そうだよな、姉ちゃん?
ぼんやりとしていると不意に美和のことを考えてしまう。 休んでもうすぐ3か月だ。
ほんとに大丈夫なのかなあ? 今さらに心配もする。
心配したってどうしようもないのにさあ。 俺って馬鹿だよな。
「うん、そうだよ。」 なんて香澄に言われそうな気がするけど。
ああ嫌だなあ。 明日もまたあいつらに会うんだろう?
このままどっかに消えてしまいたいよ。 はーーーあ、俺は何て人間なんだ?
もがいたり恨んでみたり恥ずかしくなったりバカバカしくなったり、いったい俺の気持ちはどれが本当なんだ?
そんなの神様でも分かんねえよなあ? 何 分かるってか?
「だって私は弘明君の彼女だから。」 そんなのはもういいんだよ。
ずーーーーーーーーーーーーっと過去に置いてきたんだから。 「やだあ。 置いていかないでよーーーーーー‼」
「勝手に騒いでろ。 馬鹿。」 「また私を馬鹿にしたなあ? 許さないんだからーーーーー‼」
「たまには許すって言ってみろよ。 俺の彼女だったらさあ。」 「それが言えないのよねえ。 許せないのはほんとに許せないんだから。」
「じゃあ彼女でも何でもないじゃん。」 「いえいえ、私は彼女ですから。」
あいつだったらそんなことばかりやってんだろうなあ。 ああ疲れる。
11日は金曜日。 朝から体育だってーーーーーー。
おかげでみんなは疲れ切って教室に戻ってきた。 「やりやがったなあ。」
「たまんねえよ。 毎回毎回こんなことをされたんじゃ、、、。」 後ろのやつらはそれぞれにブツブツ言ってます。
俺はというとノートを見ながらさっきから考え事をしてます。 「吉田君。」
先生の呼ぶ声も聞こえてませんです。 それでいきなり出席簿が飛んできた。
「いてえ!」 「何をボーっとしてるんだね? 君はそれでも就職する気か?」
その突っ込みに竜彦たちが笑い始めた。 それをキッと睨んだのは香澄だった。
「オー、怖い怖い。 彼女が睨んでら。」 「こらこら囃すのはやめなさい。」
何か知らんがいつのまにか俺は無視されてしまっている。 何でなんだよーーーー?
腑に落ちない気持ちを抱えたまま、昼休みになりました。 またまた図書館ですよ。
のんびりと本を読んでいると、、、。 「そうなのよ。 高橋先生がさあ、、、。」
(ギク、、、。 誰だ?) 「そうよねえ。 休んでから何か月になる?」
「そうだなあ。 三か月くらいかなあ。」 「病気にしては長くない?」
話しているのは律子と純だ。 (こいつらにばれてなきゃいいけどなあ。)
「私さあバレー部だったから高橋先生に聞いてみようかな。」 「そっか。 純は副キャプテンだったもんね。」
(何でそんなやつらが来てるんだよ? やれともやるなとも言えないじゃん。) 「あらあら弘明君も来てたのね?」
律子が俺を見付けて寄ってきた。 「いいだろう、昼休みくらい。」
「そうだけどさあ、高橋先生が居なくなって寂しくない?」 (ギク、、、。)
「寂しいんだな? 宏明君。) 「何か有ったの?」
「何にもねえよ。 何にも。) 「怪しいなあ。 高橋先生に聞いたら分かるのに。)
俺がバタバタと逃げ出したもんだから二人はクスクス笑いながら話してる。 危ねえなあ もう。
教室に戻ってくるとまたまた香澄が追いかけっこをしてる。 「いい加減にしろよ。」
「だって浩二君が悪いんだもん。」 「乗せられるお前がもっと悪いわ。」
「悪くないもん。 乗せられてないもん。」 「そうやって騒ぐのを乗せられてるって言うんだけどなあ。」
静香に小百合が突っ込みを入れる。 「静かにしてくれよ。」
進学組の幸男が迷惑そうに訴えてくる。 「分かったでしょう? あんたが騒いでも害でしかないの。」
「それは、、、。」 「分かったら黙ってなさい。」
やっぱり小百合の一言はきついなあ。 みんながシーンとしてしまった。
その日の放課後、昇降口まで歩いてくると真っ赤な車が入ってくるのが見えた。 (もしや?)
用心しながら外へ出てみる。 でも入ってきた車はフェアレディーじゃなかった。
(脅かすなよ。 ただでさえ落ち着かないんだから。」 ハラハラしながら校門へ。
校門にもたれて溜息を吐いていると肩を叩くやつが居る。 そっちを向くと、、、。
「疲れてるみたいね。」って小百合が笑い掛けてきた。 「何だ、小百合か。」
「何だは無いでしょう? 心配してるのに。」 「ごめんごめん。 いろいろ考えててさ。」
「高橋先生のことね?」 (ギク、、、。)
「そうか。 何か有ったの?」 「実はさ、、、。」
小百合が真っ直ぐに見詰めてくるものだからやらかしたことを喋ってしまった。 「そうか。 そうだったのか。」
小百合は一瞬、俺を悲しそうな眼で見詰めてから溜息を吐いた。 「弘明君さあ、高橋先生のことは好きだったのね?」
「そうだ。」 「高橋先生もたぶん好きだったんだね?」
「そうかもしれないなあ。」 「そうかも、、、じゃないよ。 好きじゃなかったらそんなことさせないよ。」
「うん。」 「それで高橋先生はショックだったんだ。 それで休んじゃったんだね。」 「だと思う。」
「だったらさあ高橋先生に会いに行った方がいいよ。」 「でも、、、。」
「もし妊娠してたらどうする?」 「それは俺の責任だから、、、。」
小百合は歩きながら空を見上げた。 今にも雪が降り出しそうな重たい空である。
「たぶんさあ、今頃悩んでるんじゃないかなあ? 宏明君に会いたくないけどほんとのことを話さなきゃいけないって。」 「そうなのかなあ?」
「そうだと思うよ。 エッチまでしてショックで休んじゃったとはいっても。」 「だよな。」
「今度の日曜日、私と一緒にマンションに行かない?」 「え? マンションに?」
「先生のマンションって私んちの前の道路を真っ直ぐ行けばいいからさ。」 「でも、、、。」
「決めなさい。 決断するのは弘明君だよ。」 それから小百合は黙ってしまった。
香澄は確かに吹っ切ったはずなんだけどなあ。 まだ何か考えてるのかなあ?
近頃は小百合ともよく喋るからそっちのほうが気になってるのかな? それとも?
律子たちとは相変わらずの仲だしこれといって変わったことも無い。 後は美和が居なくなったことだけ。
「様子を見に行ったら?」って小百合は言ってたけどそう簡単に俺が行けるかよ? 押し倒してやっちまったんだぜ。
ほんとなら警察を呼ばれたっていいくらいだ。 そんな俺がさ、様子を見に行けるなんて思う?
そりゃさあ姉ちゃんの会社が近くに在るから見てきてもらうって手も無いことは無い。 でもそれだっておかしいだろう。
結局は俺がどうするか、、、、、、、、、なんだよ。 そうじゃないか?
そこへ電話が掛かってきた。 「誰だ?」
「ああもしもし。 宏明君?」 「何だ、真紀か。 どうした?」
「あのさあ、ストライプドリッパーのcdを貸してほしいんだけど、、、。」 「何だ、cdか。 明日持ってくよ。」
「ありがとう。 助かるわ。」 電話が切れると俺はまた床に寝転がった。
この先、美和が不意に現れたらどうする? 俺はまだまだ恨まれてるかもな。
もしそうだったらそれでいい。 俺なんかよりもっといいやつはたくさん居るから。
そうだよな、姉ちゃん?
ぼんやりとしていると不意に美和のことを考えてしまう。 休んでもうすぐ3か月だ。
ほんとに大丈夫なのかなあ? 今さらに心配もする。
心配したってどうしようもないのにさあ。 俺って馬鹿だよな。
「うん、そうだよ。」 なんて香澄に言われそうな気がするけど。
ああ嫌だなあ。 明日もまたあいつらに会うんだろう?
このままどっかに消えてしまいたいよ。 はーーーあ、俺は何て人間なんだ?
もがいたり恨んでみたり恥ずかしくなったりバカバカしくなったり、いったい俺の気持ちはどれが本当なんだ?
そんなの神様でも分かんねえよなあ? 何 分かるってか?
「だって私は弘明君の彼女だから。」 そんなのはもういいんだよ。
ずーーーーーーーーーーーーっと過去に置いてきたんだから。 「やだあ。 置いていかないでよーーーーーー‼」
「勝手に騒いでろ。 馬鹿。」 「また私を馬鹿にしたなあ? 許さないんだからーーーーー‼」
「たまには許すって言ってみろよ。 俺の彼女だったらさあ。」 「それが言えないのよねえ。 許せないのはほんとに許せないんだから。」
「じゃあ彼女でも何でもないじゃん。」 「いえいえ、私は彼女ですから。」
あいつだったらそんなことばかりやってんだろうなあ。 ああ疲れる。
11日は金曜日。 朝から体育だってーーーーーー。
おかげでみんなは疲れ切って教室に戻ってきた。 「やりやがったなあ。」
「たまんねえよ。 毎回毎回こんなことをされたんじゃ、、、。」 後ろのやつらはそれぞれにブツブツ言ってます。
俺はというとノートを見ながらさっきから考え事をしてます。 「吉田君。」
先生の呼ぶ声も聞こえてませんです。 それでいきなり出席簿が飛んできた。
「いてえ!」 「何をボーっとしてるんだね? 君はそれでも就職する気か?」
その突っ込みに竜彦たちが笑い始めた。 それをキッと睨んだのは香澄だった。
「オー、怖い怖い。 彼女が睨んでら。」 「こらこら囃すのはやめなさい。」
何か知らんがいつのまにか俺は無視されてしまっている。 何でなんだよーーーー?
腑に落ちない気持ちを抱えたまま、昼休みになりました。 またまた図書館ですよ。
のんびりと本を読んでいると、、、。 「そうなのよ。 高橋先生がさあ、、、。」
(ギク、、、。 誰だ?) 「そうよねえ。 休んでから何か月になる?」
「そうだなあ。 三か月くらいかなあ。」 「病気にしては長くない?」
話しているのは律子と純だ。 (こいつらにばれてなきゃいいけどなあ。)
「私さあバレー部だったから高橋先生に聞いてみようかな。」 「そっか。 純は副キャプテンだったもんね。」
(何でそんなやつらが来てるんだよ? やれともやるなとも言えないじゃん。) 「あらあら弘明君も来てたのね?」
律子が俺を見付けて寄ってきた。 「いいだろう、昼休みくらい。」
「そうだけどさあ、高橋先生が居なくなって寂しくない?」 (ギク、、、。)
「寂しいんだな? 宏明君。) 「何か有ったの?」
「何にもねえよ。 何にも。) 「怪しいなあ。 高橋先生に聞いたら分かるのに。)
俺がバタバタと逃げ出したもんだから二人はクスクス笑いながら話してる。 危ねえなあ もう。
教室に戻ってくるとまたまた香澄が追いかけっこをしてる。 「いい加減にしろよ。」
「だって浩二君が悪いんだもん。」 「乗せられるお前がもっと悪いわ。」
「悪くないもん。 乗せられてないもん。」 「そうやって騒ぐのを乗せられてるって言うんだけどなあ。」
静香に小百合が突っ込みを入れる。 「静かにしてくれよ。」
進学組の幸男が迷惑そうに訴えてくる。 「分かったでしょう? あんたが騒いでも害でしかないの。」
「それは、、、。」 「分かったら黙ってなさい。」
やっぱり小百合の一言はきついなあ。 みんながシーンとしてしまった。
その日の放課後、昇降口まで歩いてくると真っ赤な車が入ってくるのが見えた。 (もしや?)
用心しながら外へ出てみる。 でも入ってきた車はフェアレディーじゃなかった。
(脅かすなよ。 ただでさえ落ち着かないんだから。」 ハラハラしながら校門へ。
校門にもたれて溜息を吐いていると肩を叩くやつが居る。 そっちを向くと、、、。
「疲れてるみたいね。」って小百合が笑い掛けてきた。 「何だ、小百合か。」
「何だは無いでしょう? 心配してるのに。」 「ごめんごめん。 いろいろ考えててさ。」
「高橋先生のことね?」 (ギク、、、。)
「そうか。 何か有ったの?」 「実はさ、、、。」
小百合が真っ直ぐに見詰めてくるものだからやらかしたことを喋ってしまった。 「そうか。 そうだったのか。」
小百合は一瞬、俺を悲しそうな眼で見詰めてから溜息を吐いた。 「弘明君さあ、高橋先生のことは好きだったのね?」
「そうだ。」 「高橋先生もたぶん好きだったんだね?」
「そうかもしれないなあ。」 「そうかも、、、じゃないよ。 好きじゃなかったらそんなことさせないよ。」
「うん。」 「それで高橋先生はショックだったんだ。 それで休んじゃったんだね。」 「だと思う。」
「だったらさあ高橋先生に会いに行った方がいいよ。」 「でも、、、。」
「もし妊娠してたらどうする?」 「それは俺の責任だから、、、。」
小百合は歩きながら空を見上げた。 今にも雪が降り出しそうな重たい空である。
「たぶんさあ、今頃悩んでるんじゃないかなあ? 宏明君に会いたくないけどほんとのことを話さなきゃいけないって。」 「そうなのかなあ?」
「そうだと思うよ。 エッチまでしてショックで休んじゃったとはいっても。」 「だよな。」
「今度の日曜日、私と一緒にマンションに行かない?」 「え? マンションに?」
「先生のマンションって私んちの前の道路を真っ直ぐ行けばいいからさ。」 「でも、、、。」
「決めなさい。 決断するのは弘明君だよ。」 それから小百合は黙ってしまった。



