「方程式なんてさあ、何のために有るのよ?」 「俺に聞かれたって知らねえよ。」
「そうだねえ。 りっちゃん。」 「私に振らないでよ。」
こうして三人は夜まで勉強を続けるのでありますが、、、。 「結局分かったことって弘明君がパンケーキ大好きだったってことと小百合が弘明君と仲良しだったってことだけねえ。」
「どういう意味だよ?」 「そういう意味よ。」
「りっちゃん 香澄二号になってるよ。」 「えーーーーーー、やだあ。 あんなの。」
律子がペンケースを弾き飛ばしたものだから小百合は呆気に取られてしまっている。 「まあ明日もよろしくな。」
「今日は私んちでやったから明日は弘明君ちね。」 「お任せ有れ。」
「お殿様みたい。」 「変な殿様。」
小百合の家を出て帰ってくるとみんな夕食を食べ終わっていて俺の分だけが寂しくテーブルに置いてある。 「お帰り。 どうだった?」
「面白かったよ。」 「小百合ちゃんたちとやったんでしょう? 大変ねえ。」
「まあね。 あいつが居ないだけ静かでいいけど。」 「あららあらあら、そんなこと言っちゃっていいのかなあ?」
「いいんだよ。 元々何にも無かったんだから。」 「ふーん、何にも無いのに抱いたのか。」
「それとこれは別。」 「都合いいなあ。 じゃあ私は?」
「姉ちゃんはばらされたら困るからやってるだけ。」 「あっそう。 ほんとにばらしちゃうぞ。」
「ダメダメ。 それはダメ。」 「じゃあ可愛くなってなさい。」
「はーーーーーーーーーーーーーーい。」 「あのねえ、、、。」
何かしようとしていた姉ちゃんをまたまた抱いてしまった。 「いいわよ。 食べても。」
「それは無し。」 「何でよーーーーー?」
「試験中だから。」 「都合いいなあ。」
こうして居間で俺たちはじゃれ合っているんです。 余程に飢えてるのかなあ?
と思ったら姉ちゃんが馬乗りになってきた。 「危ないやつだなあ。」
「いいじゃんいいじゃん。 香澄ちゃんも居ないんだしさあ。」
やっと姉ちゃんが離れたのは11時過ぎのこと。 それから寝てもどうも姉ちゃんのことが忘れられなくて困るーーーーー。
翌日、試験が終わって昇降口に来ていると、、、。 「弘明君。 一緒に帰ろうね。」って香澄が言ってきた。
「最中だな?」 「それだけじゃないってば。 馬鹿。」
「また始まったぞ。 馬鹿馬鹿大会。」 「いいんだもん。 今だけなんだもん。」
「そのようには見えんけどなあ。」 「だから一緒に帰ろうね。」
「誰か捕まえたんじゃなかったのか?」 「やっぱり弘明君しか居ないのよ。」
「また親父さんにお説教されるぞ。」 「もうしないもん。 終わったんだもん。」
「へえへえ。」 俺は歩き始めた。
北のほうでは霰が降ってるとか、、、、。 冬始まりだなあ。
これから焼き芋が美味くなるぞーーーーー。 ああ食べたい。
「ねえねえ弘明君。 何処に行ってるの?」 「え? うわ‼」
俺としたことが、、、。 校門を出て歩いてると思ったら反対側だった。
「そっちに行ってもコンビニは無いんだけど、、、。」 「やっぱり最中狙いだな? お前。」
「弘明君と言えばそれしか無いじゃない。」 「他にも有りますけど。」
「何か有ったっけ?」 「うんとだなあ、、、。」
ところがである。 俺が考えている間に香澄はさっさと駅まで行ってしまった。
「あんにゃろう、、、やりやがった。」 」どうしたの?」
「香澄にやられたんだよ。」 「は? どういうこと?」
「最中の話をしてたんだ。 そしたらさあ、「それしか無いんだろう?」って聞いてきたから考えてたらその隙に行っちまったんだ。」 「やるなあ、香澄。」
小百合は笑いを堪え乍ら俺を見た。 「香澄ちゃんに置いてきぼりにされたのね。 可哀そうに。」
「そうでもないぞ。 このほうがスッキリしていいかも。」 「じゃあ私が付き合ってあげる。」
小百合は嬉しそうに俺の隣に立った。 「さあ行こうか。」
(何か緊張するなあ。 小百合とは一緒に歩いたことが無いんだから。) それもそのはずでいつもは律子と一緒に歩いてるんだ。
その律子は本を返しに行くとか言って出てこない。 ブラブラと駅まで歩いて行く。
駅に着くと香澄を探してみる。 ホームには居ないようだ。
「珍しいわよね。 宏明君と一緒に帰るなんて。」 「そうだよ。 いつも違う電車に乗ってるのにさあ。」
俺は急行。 小百合は各停だ。
香澄が降りる駅の手前で降りるんだって。 柏木は各停しか止まらないからな。
駅で降りたらスーパーに寄って買い物をしてから帰ってくる。 魚屋の近辺にはちょうどいいスーパーが無いから。
今日は俺も各停に乗る。 そして小百合とお喋りを続けている。
たまにはこうしてのんびり帰るのもいいなあ。 小百合はいつもメールをしながら乗ってるんだって。
いい天気だなあ。 窓際だと寝ちまいそうだぜ。
ゴン‼ 「いてえ!」
「痛かった? ごめんごめん。」 「小百合さあ、ちっとは考えてよ。」
「今寝ちゃうと降り損なうからなって思ったのよ。」 「そっか。 それにしちゃあ痛かったぞ。」
「ごめんねえ。 恨みが籠ってるから。」 「何恨んでるんだ?」
「分かんない。」 「あっそ。」
それでもなんか香澄よりはいいかなって思う。 あいつはとにかくくっ付いてきてたからなあ。
「香澄とはどうだったの?」 「俺がくっ付くと嫌がるくせに堂々とくっ付いてくるんだよ。」
「天然どころの騒ぎじゃないな。 完璧にうざいお嬢様じゃない。」 「それが今まで分からなかったんだって。」
「終わってるわ。 最近こそ静かにしてるみたいだけど、、、。」 「まあ、あいつもいろいろと大変だったからなあ。」
「そうねえ。 中学時代もいろいろとやらかしたしねえ。」 「卒業後はどうするんだろうなあ?」
「たぶん魚屋で働くんじゃないの? あれだからいいわよねえ。」 「そうだなあ。 家業を継ぐってのが一番いいよなあ。」
そんな話をしながら(小百合でもいいかな。)なんて思ってる俺なのです。 不謹慎。
小百合が降りた後は駅二つ。 用心深く風景を見ながら考え事をしてます。
そして駅に降りると、、、。 「やっと帰ってきた。」
そう言って香澄が飛んできた。 「いきなり何だよ?」
「寂しかったの。 あたし。」 「へえへえ。 健太郎でも捕まえれば良かったろうに。」
「嫌だもん。 あんなマウンテンゴリラ。」 「お前はマウンテン豚だけどな。」
「何ですって? マウンテン豚?」 「そうだよ。 何だい この原は?」
俺が腹をツンツンしていると、、、。 「うわーーーー、変態が居るーーーーー。」って騒ぎ始めたから大変。
「馬鹿だなあ、おっちゃんたちがみんなこっちを向いただろうがよ。」 「ヘヘへ。 蒼くなってんの。」
「お前のどす黒いのよりはいいけどなあ。」 「何ですって? どす黒い?」
「そうだよ。 頭ん中も腹の中もみーーーーーんなどす黒いの。」 「あのねえ、私は墨じゃないのよ。」
「だから香澄って言うんだろう?」 「ブ、、、アホらし。」
「馬鹿の次はアホかい。 面白くねえなあ。」 「香澄、またやってるのね?」
「律子、、、。」 「やっとおとなしくなったなって思ったら、、、。」
「いや、それはその、、、。」 「言い訳なんか要らないわよ。 宏明君にばかりくっ付いて何してんのよ?」
「それは、、、。」 「だからって今までみたいに好き勝手にはさせないからね。」
律子はそれだけ言うとどっかへ行ってしまった。 「何なのよ? みんな揃って。」
「それは自分で考えることでございますよ。 お嬢様。」 「だーかーらーーーーー。」
「ほら始まった。」 「小百合まで、、、。」
(心配だったからここまで遠回りしたの。 来てみて良かったわ。」 香澄はさらにしょんぼりするしかない様子。
小百合は律子から話を聞いたらしい。 香澄を睨んで帰っていった。
「そうだねえ。 りっちゃん。」 「私に振らないでよ。」
こうして三人は夜まで勉強を続けるのでありますが、、、。 「結局分かったことって弘明君がパンケーキ大好きだったってことと小百合が弘明君と仲良しだったってことだけねえ。」
「どういう意味だよ?」 「そういう意味よ。」
「りっちゃん 香澄二号になってるよ。」 「えーーーーーー、やだあ。 あんなの。」
律子がペンケースを弾き飛ばしたものだから小百合は呆気に取られてしまっている。 「まあ明日もよろしくな。」
「今日は私んちでやったから明日は弘明君ちね。」 「お任せ有れ。」
「お殿様みたい。」 「変な殿様。」
小百合の家を出て帰ってくるとみんな夕食を食べ終わっていて俺の分だけが寂しくテーブルに置いてある。 「お帰り。 どうだった?」
「面白かったよ。」 「小百合ちゃんたちとやったんでしょう? 大変ねえ。」
「まあね。 あいつが居ないだけ静かでいいけど。」 「あららあらあら、そんなこと言っちゃっていいのかなあ?」
「いいんだよ。 元々何にも無かったんだから。」 「ふーん、何にも無いのに抱いたのか。」
「それとこれは別。」 「都合いいなあ。 じゃあ私は?」
「姉ちゃんはばらされたら困るからやってるだけ。」 「あっそう。 ほんとにばらしちゃうぞ。」
「ダメダメ。 それはダメ。」 「じゃあ可愛くなってなさい。」
「はーーーーーーーーーーーーーーい。」 「あのねえ、、、。」
何かしようとしていた姉ちゃんをまたまた抱いてしまった。 「いいわよ。 食べても。」
「それは無し。」 「何でよーーーーー?」
「試験中だから。」 「都合いいなあ。」
こうして居間で俺たちはじゃれ合っているんです。 余程に飢えてるのかなあ?
と思ったら姉ちゃんが馬乗りになってきた。 「危ないやつだなあ。」
「いいじゃんいいじゃん。 香澄ちゃんも居ないんだしさあ。」
やっと姉ちゃんが離れたのは11時過ぎのこと。 それから寝てもどうも姉ちゃんのことが忘れられなくて困るーーーーー。
翌日、試験が終わって昇降口に来ていると、、、。 「弘明君。 一緒に帰ろうね。」って香澄が言ってきた。
「最中だな?」 「それだけじゃないってば。 馬鹿。」
「また始まったぞ。 馬鹿馬鹿大会。」 「いいんだもん。 今だけなんだもん。」
「そのようには見えんけどなあ。」 「だから一緒に帰ろうね。」
「誰か捕まえたんじゃなかったのか?」 「やっぱり弘明君しか居ないのよ。」
「また親父さんにお説教されるぞ。」 「もうしないもん。 終わったんだもん。」
「へえへえ。」 俺は歩き始めた。
北のほうでは霰が降ってるとか、、、、。 冬始まりだなあ。
これから焼き芋が美味くなるぞーーーーー。 ああ食べたい。
「ねえねえ弘明君。 何処に行ってるの?」 「え? うわ‼」
俺としたことが、、、。 校門を出て歩いてると思ったら反対側だった。
「そっちに行ってもコンビニは無いんだけど、、、。」 「やっぱり最中狙いだな? お前。」
「弘明君と言えばそれしか無いじゃない。」 「他にも有りますけど。」
「何か有ったっけ?」 「うんとだなあ、、、。」
ところがである。 俺が考えている間に香澄はさっさと駅まで行ってしまった。
「あんにゃろう、、、やりやがった。」 」どうしたの?」
「香澄にやられたんだよ。」 「は? どういうこと?」
「最中の話をしてたんだ。 そしたらさあ、「それしか無いんだろう?」って聞いてきたから考えてたらその隙に行っちまったんだ。」 「やるなあ、香澄。」
小百合は笑いを堪え乍ら俺を見た。 「香澄ちゃんに置いてきぼりにされたのね。 可哀そうに。」
「そうでもないぞ。 このほうがスッキリしていいかも。」 「じゃあ私が付き合ってあげる。」
小百合は嬉しそうに俺の隣に立った。 「さあ行こうか。」
(何か緊張するなあ。 小百合とは一緒に歩いたことが無いんだから。) それもそのはずでいつもは律子と一緒に歩いてるんだ。
その律子は本を返しに行くとか言って出てこない。 ブラブラと駅まで歩いて行く。
駅に着くと香澄を探してみる。 ホームには居ないようだ。
「珍しいわよね。 宏明君と一緒に帰るなんて。」 「そうだよ。 いつも違う電車に乗ってるのにさあ。」
俺は急行。 小百合は各停だ。
香澄が降りる駅の手前で降りるんだって。 柏木は各停しか止まらないからな。
駅で降りたらスーパーに寄って買い物をしてから帰ってくる。 魚屋の近辺にはちょうどいいスーパーが無いから。
今日は俺も各停に乗る。 そして小百合とお喋りを続けている。
たまにはこうしてのんびり帰るのもいいなあ。 小百合はいつもメールをしながら乗ってるんだって。
いい天気だなあ。 窓際だと寝ちまいそうだぜ。
ゴン‼ 「いてえ!」
「痛かった? ごめんごめん。」 「小百合さあ、ちっとは考えてよ。」
「今寝ちゃうと降り損なうからなって思ったのよ。」 「そっか。 それにしちゃあ痛かったぞ。」
「ごめんねえ。 恨みが籠ってるから。」 「何恨んでるんだ?」
「分かんない。」 「あっそ。」
それでもなんか香澄よりはいいかなって思う。 あいつはとにかくくっ付いてきてたからなあ。
「香澄とはどうだったの?」 「俺がくっ付くと嫌がるくせに堂々とくっ付いてくるんだよ。」
「天然どころの騒ぎじゃないな。 完璧にうざいお嬢様じゃない。」 「それが今まで分からなかったんだって。」
「終わってるわ。 最近こそ静かにしてるみたいだけど、、、。」 「まあ、あいつもいろいろと大変だったからなあ。」
「そうねえ。 中学時代もいろいろとやらかしたしねえ。」 「卒業後はどうするんだろうなあ?」
「たぶん魚屋で働くんじゃないの? あれだからいいわよねえ。」 「そうだなあ。 家業を継ぐってのが一番いいよなあ。」
そんな話をしながら(小百合でもいいかな。)なんて思ってる俺なのです。 不謹慎。
小百合が降りた後は駅二つ。 用心深く風景を見ながら考え事をしてます。
そして駅に降りると、、、。 「やっと帰ってきた。」
そう言って香澄が飛んできた。 「いきなり何だよ?」
「寂しかったの。 あたし。」 「へえへえ。 健太郎でも捕まえれば良かったろうに。」
「嫌だもん。 あんなマウンテンゴリラ。」 「お前はマウンテン豚だけどな。」
「何ですって? マウンテン豚?」 「そうだよ。 何だい この原は?」
俺が腹をツンツンしていると、、、。 「うわーーーー、変態が居るーーーーー。」って騒ぎ始めたから大変。
「馬鹿だなあ、おっちゃんたちがみんなこっちを向いただろうがよ。」 「ヘヘへ。 蒼くなってんの。」
「お前のどす黒いのよりはいいけどなあ。」 「何ですって? どす黒い?」
「そうだよ。 頭ん中も腹の中もみーーーーーんなどす黒いの。」 「あのねえ、私は墨じゃないのよ。」
「だから香澄って言うんだろう?」 「ブ、、、アホらし。」
「馬鹿の次はアホかい。 面白くねえなあ。」 「香澄、またやってるのね?」
「律子、、、。」 「やっとおとなしくなったなって思ったら、、、。」
「いや、それはその、、、。」 「言い訳なんか要らないわよ。 宏明君にばかりくっ付いて何してんのよ?」
「それは、、、。」 「だからって今までみたいに好き勝手にはさせないからね。」
律子はそれだけ言うとどっかへ行ってしまった。 「何なのよ? みんな揃って。」
「それは自分で考えることでございますよ。 お嬢様。」 「だーかーらーーーーー。」
「ほら始まった。」 「小百合まで、、、。」
(心配だったからここまで遠回りしたの。 来てみて良かったわ。」 香澄はさらにしょんぼりするしかない様子。
小百合は律子から話を聞いたらしい。 香澄を睨んで帰っていった。



