不安だったっていうか、超嫌だったんだけど。
だけど、裕貴くんが相手だから別にいいやって思えた。
そう思って笑って伝えると、裕貴くんはポカンと私を見ていて。
「私ね、裕貴くんの方が向いてるんじゃないかなって思ってたよ」
「え…!?」
「裕貴くん明るいしいい人だから自然と人が寄ってくるでしょ?だから、私より適任なのかなって」
「え、絶対ない!麗ちゃんだから推薦されたんだよ!自信持って!」
「…ありがとう」
学級委員が決まった日、裕貴くんの一言でクラスの雰囲気が変わったりした。
その日だけじゃなくて、昨日も、一昨日も、その前も。
裕貴くんの方が向いてね?って思うことが多くて。
それほど影響力を持ってる。人柄も、容姿も、全て。
悔しいとかは一切なくて、単純にすごいなって。
自分を下げたつもりで言ったわけじゃないのに、裕貴くんは焦って『自信持って!』とはっきり言った。
…あれ今の、自分を下げたように聞こえちゃった?
自信がないわけじゃないけど、裕貴くんの反応が少し嬉しく感じて私はふわっと笑った。

