見せかけロマンチック




それに釣られて私も苦笑いしながら席を立つ。
ほんっとにそう……面倒なの押し付けられたよね!?と心の中で大共感。

「行こっか」と言って教室から出る裕貴くんに私もついて行った。


「学級委員ってなんの仕事あるんだろって思ってたけど、雑用なのかな」

「そうなのかも。すごく大変だね」

「まさか教材運びとは」


二人並んで指定された場所まで歩く。
…裕貴くんもすごい人気なんだな。視線やばいし。


「でも俺ちょっと安心した」

「安心?」

「うん。俺バカだから麗ちゃんの役に立てるかなって思ってたんだけど、雑用なら役に立てるし」


……っえ。
明るい笑顔を向けてそう言った裕貴くんに目を見開いてしまう。

な、なにそれそんなこと考えてたの……!?いい人すぎじゃない……!?


「ふふ…っ」

「麗ちゃん?」

「私、裕貴くんが副委員長でよかった」

「…え?」

「私も不安だったんだけど…でも安心した。頼りになるね」