「断った」
「ああ……うん?」
なに……?なんで私にそれを言ってくんの……?
なんて思いながらぎこちなく頷くと、満足したように知世は笑った。
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五時間目終了のチャイムが鳴ってすぐ。
「国語と数学のワークが届いてたからこの後誰かに運んでもらいたいんだけど……」
先生の言葉にクラスの空気が下がるのがわかる。
そういえば教科書販売の時ワークなかったな……学校に届く予定だったのか。
誰が運ぶかって、これ挙手制?だとしたら絶対決まんないけど……。
「…そうだな、天羽と大槻!委員長と副委員長なんだから頼んだぞ」
私かーい!!!
先生の言葉に一人でズコッとなってしまう。
委員長は雑用係なんか……!?
なんて思いながらも、笑顔で頷く。
「うわっ、面倒なの押し付けられちゃったね俺達」
すると、裕貴くんが苦笑いしながらそう言って席を立って。

