私をじっと見つめた知世は、そう聞いてきて。
それに目をパチパチさせてから正直に答えた。
「え?うん、したい」
「へぇ、じゃあ俺とする?」
「…は?」
私の返答を聞いて、どこかからかうような顔をして笑った知世はとんでもない爆弾を落として。
一瞬言葉の意味を処理できずに固まってしまう。
……俺とするって……恋愛…っ!?
「っ、な、何言ってんの!知世にとって私は妹でしょ!」
「……は?妹?」
「え?うん、妹みたいって思ってるでしょ。友達の妹だし」
焦って言った私の言葉に、知世の顔から笑顔が消えた。
……え?
それに驚いて、言葉の意味をちゃんと伝える。
なに…?怒ってる……?
「俺、妹だなんて思ったことねえよ?」
「…え」
「あー……信じらんねえ」
予想外の発言に、ピタッと固まってしまう。
すると、知世は立って私のいるソファの上に片膝を乗せて近づいてきた。
思わず、ソファの上で後ずさりしてしまう。

