……冗談でしょ?
「天羽さん新入生代表だったし、まだクラスメイトについてよく知らないから天羽さんなら安心かなって思ったんですけど」
……冗談だって言ってよ!!!
するとバッと周りからの視線が集まって、冷や汗がダラダラと出てくる。
本当に無理だって、なんでそんな余計なこと言うの。
私そんな安心されるような人間じゃないよ?
「天羽、どうだ?推薦されてるが」
「え、えっと……」
先生なんでそんな期待するような目で私を見るんですか?
絶対人選ミスなのに…!
断らなきゃ……ことわ……。
「…私で、いいなら」
れるわけねえだろ…!断れるわけ!!!
だって私は天使様だよ!?みんなが想像する優しい天使様がこんなところで断ると思う!?ずるいよ…!!
感情の起伏が激しいのを自覚しながら心の中で大暴れする。
…ああ、もう最悪だ……なんで、こんな、ことに……。
そう思ってチラッとなずを見ると、気の毒そうな顔をしながら肩がプルプル震えていた。笑えよもう。

