見せかけロマンチック




それに笑って頷く。

裕貴くんとは二年生でクラスが離れちゃったけど、三年生でまた一緒になった。

二年生の時もよく廊下で合ったら話しかけてくれたから、ずっと仲良くしてもらっている。


パシャッと写真を撮って裕貴くんと向き合う。


「早かったね三年間」

「だよね。ほんとにあっという間だった」

「去年波澄先輩が卒業する時に握手したの、未だに覚えてるもん」

「握手したの?」

「うん。全握力かけられた」

「わあ……」


どんだけ強い力で握手したんだよ、とツッコミそうになるのを抑える。

なんだかんだいって知世が卒業するまで、知世と裕貴くんも意外と仲良くやっていた。


「麗ちゃん大学進学?」

「うんそう。裕貴くんも?」

「そう!お互い頑張ろうね」

「そうだね。応援してる」

「たまに話そうね。…あ、波澄先輩に怒られるか」

「いや、別に平気だよ。知世くん結構裕貴くんのこと好きだし」

「そうなんだ……嬉しくはないけど」