見せかけロマンチック




知世の煽るような赤ちゃん言葉に、ムカッとして反射的にそう答えてしまった。

っくそ、最悪だ……!!乗せられた……!!


なんて思いながらも知世は、言質とったからな、と笑った。


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「う、うわああ……っ!!」

「ほーら再放送」

「ぐ…っ!!」


そして、また同じ負け方をして。
コントローラーを置いて項垂れる。

負けたことが悔しいんじゃない。キスするのが恥ずかしいだけだ。


カタッと知世がコントローラーを置く音が聞こえて、パッと顔を上げると。

いつの間にか近距離に来ていた知世の顔が、私の瞳を捕らえていた。


「約束、ね」

「…っう」

「ほーら。早く」


私の腰に手を回して、あとは私のキス待ち。

恥ずかしくて仕方ない私とは裏腹に、意地悪な顔をする知世。


「ちょ、ちょっとまって……!!」

「無理だけど。なんで?」

「心の準備させてよ……!!」

「早くして。俺心広くねえから待たねえよ」