見せかけロマンチック




それを見て可愛いーって思っていると、笑いながら私ほど汚れてないと主張する知世。


そんないつも通りの口論の流れに、お兄ちゃんとなずは楽しそうに笑っていた。


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この日は、二学期始まってすぐだったから早く帰れて。

うちに着いて、久しぶりにリビングで知世とパーティーゲームで遊ぶ。
そんな私達を後ろから見てるお兄ちゃん。


「っぐああー!!また負けた!!」

「さっきから再放送かよってぐらい同じ負け方してね?」

「悔しい……!!」


ほんとに勝てない……!!
なんでゲームも上手いんだよこいつ……!!

コントローラーを持ちながら唸ると、お兄ちゃんが「あ」と声を出して。


「もうバイト行かなきゃ」

「えっもうそんな時間?」

「うん。見てるの楽しくてあっという間だった」


スマホの時計を見てお兄ちゃんは動き出して。

せっかくの早帰りなのに、バイトあるから大変だよなあ……とお兄ちゃんを見て思う。