見せかけロマンチック




思いっきり照れる知世を見て、私もどんどん顔が沸騰していく。


「なあ。一瞬すぎてわかんなかった」

「っ、はあ!?そ、そんなわけ…っ」

「もう一回しろよ」

「…っ!」


わかんなかったわけあるか…!!

と思いながら、知世を見ると、知世は赤かった顔が戻っていつもの様に楽しんでいて。
もうここからは知世のターンだ。


「っう、む、無理!!」

「自分からしておいて?俺の初めて奪ったんだから責任取れよ」

「もう無理!」

「キスした本人が照れすぎ。可愛いな」


知世のそんな言葉に、もう頭の中がチュドーン!と爆発した。

自分からキスしたくせにっていうのはわかる。でもあれは限界寸前だったのだ。

からかいながらも全部素で言ってることはわかってる。
だからこそ、私はもう限界だ。

急いで手を顔を隠す。


「も…っ、ほんとに、やめて…っ」

「なにをだよ。本音しか言ってねえよ」

「本音やだ…っ、素やだ…っ!」

「は?今更なに、どういう意味それ」