見せかけロマンチック




「なに?」

「今日は麗の部屋でイチャイチャしよ」

「っ、は」


そう言った瞬間、私の腕をグイッと引っ張って歩き始めて。

わ、私の部屋……っ!?
リビングでいる時よりも意識しちゃうじゃん…!!


なんて思いながら引っ張られて、階段を上る。

ガチャ、と私の部屋のドアを閉めて、知世はパッと手を離した。


「え、なに、顔真っ赤じゃん」

「だ、だって……」

「部屋で二人きりは意識する?」

「…っ!!うっさい!!」


私の顔を覗き込んでからかう知世に、かああっと顔が赤くなってしまう。
んなこと言わなくていい!!

ベッドにもたれかかるように並んで座る。…肩がピッタリと着く距離で。


「ち、近い……」

「は?これで?いつもだろ」

「状況が違うだろ!」

「…手出されると思ってんの?」

「っは!?」

「それとも、出してほしい?」


横から私の顔をじっと見つめる知世の目は、どこか色っぽい。