見せかけロマンチック




知世の驚く顔を見て、私も驚く。

これ、言わなすぎ?彼女として良くない?

そう思ってごにょごにょと小さい声で口を開く。


「なに?」

「…私…の…お……だし」

「は?」

「知世の顔タイプだし!その顔好き!イケメン!ムカつく!」

「…え、いや、最後のいらなくね?」


私は!知世の顔好きなんだよ!

少し恥ずかしくなりながらビシッとそう言うと、知世は呆れたように口を開いて。

そしてすぐ、「ぶはっ」と笑い始めた。


「そっか。俺の顔好きなんだ。知らなかったわ」

「おいやめろその顔」

「よし、早く帰ろ。イチャイチャしたい」

「な…っ、はあ!?」


口角を上げて嬉しそうにする知世を、少し睨むと。
知世はお肉をカゴに入れて、私の手を握り歩き出した。

そんな知世に引っ張られながら、かああっと顔が熱くなって心臓がうるさかった。



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それからすぐに家に帰って。
買ったものを冷蔵庫にしまうと、知世に腕を掴まれた。