見せかけロマンチック




確かに…!!知世が私の部屋に来ることだって初めてじゃないわ。
基本的にリビングにいるだけで、お兄ちゃんの部屋だったり私の部屋だったりするもん。

なんか無自覚に意識してて恥ずかしいんですけどー…!!


「可愛いなほんと」

「ぐ…っ」

「あれ?いつもなら、知ってるって言うとこじゃね?」

「っニヤニヤすんな!」

「ぐえっ」


ニヤニヤしながら私の顔を覗き込む知世に、肘で横っ腹をつついた。


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「あ、卵あった」

「入れて」


スーパーを見て回って買うものを探す。

知世の持つカゴの中に卵を入れて、次は…と知世のスマホを見て確認する。


「豚肉だ」

「じゃあ行こう」


そう言ってお肉のエリアに進む。

お肉を見ていると、同じようにお肉を見に来た人とぶつかってしまった。


「あ、すみません」

「あら、ごめんなさいね」


そう謝って振り返ると、年配の女性が私を見て頭を下げて。