見せかけロマンチック




「まだ夢ってレベルじゃねえけどな。でも、それぐらい麗は俺に影響与えてくれてんだよ」

「…っ、そ、そう?なに急に照れんじゃん」


でも……でも、そっか。
私、知世に影響与えてあげられてるんだ。選択肢を増やしてあげれてるんだ。

知世の言葉が嬉しくて、照れながらも笑う。


「麗はやりたいことねえの?」

「私?私は……ねえな」

「ぶは…っ、ねえんだ」


知世の質問に、考えてみるけど浮かばなくて。

まあ私、適正能力高いからなんとかなるっしょ。
なんて甘すぎる考えを持っている。

そう言いながら笑っているといつの間にか知世の家に着いて。
「お邪魔します」と家に入った。


「ふっかふかー!」

「おい俺も座るからもう少し退けよ」

「えーこのソファでかいから座れるじゃん」

「くっつきてえだろ」

「…っ、はあ!?」


ふかふかすぎるソファに座って上半身だけ横になると。

デカすぎるソファなのに、不自然なぐらい私の横にピッタリ座った知世。