見せかけロマンチック




「今日はるバイトだよな?」

「うん」

「じゃあ、どうする?」

「え?」


すると、立てた膝にコテンと顔を乗せて私にそう聞いてきて。

ど、どうするって…?


「麗ん家か俺ん家か」

「…!」

「どっちでもいいよ」

「…じゃあ、知世ん家行く!」

「よし、決まりな」


うちだけじゃなくて、知世ん家も選択肢に入ったことが嬉しい。

そう思って、笑顔でそう言った。



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「じゃあ行ってきます!」

「行ってらっしゃい。帰る時また連絡してね」


家の前でお兄ちゃんと別れて、知世と歩く。

二日連続知世ん家って…過去の私、こんな未来想像できましたか!?
と、ルンルン気分で道を歩く。


「…あのさ、知世ってもう聞いちゃいけないこととかない?」

「ないな」

「じゃあさ、なんで会社継ぎたくないの?」


そう聞いた私の質問に知世は目を見開いて。
そしてすぐ、んーと考え出した。