声が震える。なんで私が泣きそうになってんだ。
……本当はわかってる。
期待してないんでしょ?だからああやってロボットみたいに感情をなくしてたんでしょ?
わかるよ、そうでもしないと耐えられないんだよね。
私が、天使様を持ち上げないと耐えられないように。
「一回でもいいから、ぶつかってみなよ。傷つくかもしれないけど…でも、自分の気持ち思いっきり言ってみなよ」
「……麗」
「私の知ってる波澄知世なら、それぐらい余裕でしょうが!!」
泣きそうな顔を見せないように、ギュッと知世の首に手を回して抱きつく。
いつも私と話してる時みたいに。はっきり思ったこと口にして。
知世の気持ちも、会社継ぎたくない理由も、口にしないと伝わらないよ。
「……もし、もしそれでも分かってもらえなかったら…?」
「もしダメだったら、知世の気が済むまでそばにいる!私は知世の味方なの…!絶対一人にしない!」
「…っ!!」

