見せかけロマンチック




「いやいやいや、何近づいてきてんの!」

「今のはお前が悪い」

「はあ!?だから違うって言ってんじゃん!てか、ほぼ毎日うち来てるくせに!」

「麗ん家は俺の第二の我が家だろ。でも麗にとって俺ん家は違くね?」

「私にとっても我が家になる予定ですー!」

「…へぇ、俺と結婚する気?」

「っ、け!?いや、待て落ち着けよ!」


結婚!?そういう意味で言ったつもりないけど……!!
普通にたまに通ってやろうっていう気持ちで言ったのに……!!

ていうか、私まだ知世に気持ち伝えてないよね!?どういう気持ちで結婚なんて言うわけ!!付き合ってもない女に!!たらしか!?


隣にいる知世の顔が近づいて、どんどん冷静を保てなくなっていく。

うわあどうしよう、これ以上近づかれたら、キ、キスできちゃうよ!?


パニックになりながら騒ぐ私を、何考えてるか分からない目で見つめた知世は。


「…っ、ぶは……っ!!ふ…っはは…っ、面白すぎだろ…っ」

「は…!?……っ、ぶっ飛ばすぞ…っ!!」

「あっはは……っ!!」