見せかけロマンチック




「ねえ、今日四人で食べない?」

「一緒に食べたいです…!」


なずと一緒に、目の前にいる二人にそう言うと驚いたように目を見開いて。


「全然良いけど……珍しいね」

「はると同意見。俺も全然良いけど、びっくりした」


…確かに、屋上で一緒に食べたことないもんね。
この間は教室だったから一緒に食べたけど。


「えっと…一緒に食べたいなって。ね?なず」

「うん、お話したいです」


誤魔化すようにそう言ってなずに話を振ると、力強く頷いた。


「いいよ。じゃあ一緒に食べよう」


お兄ちゃんが嬉しそうに笑ってそう言って、なずが照れたように笑っていた。


「ねえ私達も塔屋の上で食べたい」

「別にいいけど、登れんの?」

「手貸してよ」


いつも知世とお兄ちゃんが食べてる場所を指差すと、知世がそう聞いてきて。

足を引っ掛けられそうな場所があっても、身長的に登るのは難しい。