見せかけロマンチック





「……わから、ない」

「……」

「なんで、そんなこと聞くの?そんな当たり前なこと……」

「当たり前?」

「私は優しくない、天使様とは違う」


ああ、この言葉も、自分を傷つけている。

それに気づきながらも、それしか言うことが出来ない。

だって事実だから。
私が優しくないのも、天使様とは違うのも。


混乱しながら言う私に、裕貴くんは私以上に傷ついたような顔をして。


「…そんなことない。俺はそうは思わない、絶対に」


そう、言葉にするのが難しそうに裕貴くんは言った。
なんて言えばいいのかわからないんだろう。

でも裕貴くんの目は真剣で、本気でそう思ってるように見えた。



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それからボーっと過ごしてあっという間に昼休みになる。