呆然とする私を裕貴くんはじっと見つめている。
……そうなの?私、そういう意味を含んで今まで天使様の話してたの?
…ううん、違う。そんな裏の言葉なんて考えたことなかった。…なかった、よね?
……じゃあ、無意識に本当の自分を貶してたの?
天使様を演じる度、本当の自分を否定しているような気がする。
天使様になればなるほど、本当の自分とはかけ離れて……無意識に自分を苦しめてる気がする。
今まで天使様と私は別々で考えてきた。
天使様は優しい。天使様は穏やかで気が遣えて完璧。
全部全部、天使様"は"って。
……じゃあ、私は……真逆なの?天使様とは違う?両方とも私なのに?
裕貴くんの言葉で、自分が今まで気づかなかったことに気づいてしまう。
…私は、自分のことが好きだけど嫌いだ。
全部無意識に、自分を褒めるようで傷つけてたのかもしれない。
……でも、私は、心が汚い人間で。

