「…あのね麗。私、悠先輩のこと好きかもしれない」
「……っ!!」
なずの言葉に目を見開いて、周りには聞こえないように顔を近づける。
え?え?え!?
「え、まって、え……ん"ん!なんでそう思ったの?」
「麗に言われてから意識しちゃって…。よく気にかけてくれるし、廊下ですれ違ったら手振ってくれて…それが嬉しくて」
「うん」
「悠先輩、女子にそういうことするイメージないから……なんか、特別味感じちゃって。もう、感情がワーって」
「……っ!!」
「てか近くにあんなかっこいい人いたら意識しちゃうよー…っ!!」
じわじわと耳まで赤くなるなずの言葉に、どんどん笑顔になってしまう。
なず、めっちゃ恋してる顔だ……っ!!
確かになずの言う通りだ。
お兄ちゃんは私達と違って猫かぶってないから、素で女子との距離が近くない。
そんな中、なずは特別なのかも。妹の友達だからかもしれないけど、なずのことを気にかけていると思う。

