見せかけロマンチック




教室についてなずに話しかけると、目を見開いて私を見てきて。
それに私は照れたように微笑む。


「っ、天使様が可愛すぎる」

「そして謙虚なところも良い」


私を見ている子達の声が聞こえて、表情を保つ。

やっぱり、天使様は謙虚な方がウケるんだよね。


「…もしかして、知世先輩が復活したから?」

「…っ!!」

「あらら可愛いね〜麗は。好きな人には可愛く見られたいよねわかるわかる」

「〜〜…っ!!」


小さい声で図星を突いてくるなずに、思いっきり動揺してしまう。
か、からかうなよ小娘が……!!

そう思って恥ずかしくなるが、なずの発言を聞いてあれっとなってしまう。

好きな人には可愛く見られたい。
それはそうだ。でも、わかるの?なず好きな人いたことないのに。


すると、そんな私の心の声を読み取ったのか、少し目を下げて顔を赤くして。