知世からもらった可愛いが、こんなに嬉しいなんて。
可愛いなんてよく言われるのに、それでも知世からの可愛いは全然違う響きに聞こえるんだな。
改めて、好きって特別なんだと感じる。
「ごめんお待たせ」
「っうわあ!」
「いって!力強!」
知世の制服をキュッと握ってしまいそうになった時、お兄ちゃんがやってきて。
焦って私は勢いよく知世から離れる。
そんな私の行動に「!?」という顔をしながら知世は私を見て。
「…大丈夫?二人とも」
「うん大丈夫!行こう行こう!」
「……俺お前が怖いよ」
お兄ちゃんの戸惑ったような問いかけに私は笑顔で答える。
そんな私の切り替えの速さを見て知世は若干引いたような顔をして私を見ていた。
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「おはようなず」
「おはよう!え髪巻いたの?可愛いじゃん」
「そうかな…?頑張ったの。ありがとう」

