見せかけロマンチック




ふぅ…危ない…!


そう息を吐いてリビングに戻る。


「麗可愛い…!今日は悠から離れないでね、危ないから」

「お父さんさすがにそれは大袈裟」


すると、私に気づいたお父さんは心配そうにあわあわしていて。
…ほんとに、見た目はクールなんだけどなあ。
とお父さんを見ながら苦笑いをする。


スクバの中身をチェックしてから、時計を何度も確認する。

もうそろそろかな……。


そう思って私はリビングのドアから顔を出して、ソワソワしながら玄関を覗いた。


─────ガチャ


…!来た……!


「知世……!」

「え?」


玄関のドアが開き知世が入って来るのが見えて、私は反射的に知世の元へ身体を動かした。

そう、今日から知世復活なのだ。やっと昨日熱が下がったみたい。


「麗?」

「おはよ…っう!?」