「顔赤いね。熱下がってないの?」
「わかんねえ、測ってない」
「測れ今すぐ」
知世の座るソファの下に座って、近くにある体温計を無理やり押し付ける。
わかんねえじゃねえよ、こまめに測れ!
「38.6℃」
「っはあ!?やばいじゃん今すぐ寝て…!」
「もういっぱい寝た」
「じゃあ横になって!」
ブーッと子供になったかのような知世を無理やりソファに寝っ転がらせる。
近くにあった毛布をかけて、コンビニの袋をガサガサと漁った。
「はいこれ冷えピタ。スポドリとゼリーもあるよ」
「…ん」
「お腹空かない?何か食べた?」
「…作るのだるくて食べてない。お腹空いた」
寝っ転がったら体調不良を自覚してきたのか、ボーッとしだして。
……食べてないのか。食欲はあるみたいだけど……。
ゼリーしかないな、どうしよう。
「…おかゆ作って」
「…え、私が?腹壊すよ」
「いい、麗の食べたい」
「…知らないからね」

