「亮が、うらのこと可愛いって。そしたらね、知世なんて言ったと思う?」
「…なに?」
「あのお姫様扱えんの俺しかいねえから、って」
✻
「天使様まじ可愛いよな。まじで彼氏いないの?」
「うら?いないよ」
「俺仲良くなりてえ」
「無理。絶対無理」
「は?なんで知世が拒否るんだよ」
「あのお姫様扱えんの俺しかいねえから」
「…え、キュン。へー?そうかなるほどねぇー。あの猫かぶり王子がねぇー。いいのかよお兄ちゃんは」
「え、俺?まあ、あのお姫様扱えるのは俺が一番だけどね」
「ぶはは…っ!間違いねえ」
「でも、俺は─────」
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……っ、なに、言ってんの。
私の全部を受け入れた上で言ったであろう発言に、心臓がうるさいほど高鳴っている。
だって、私のことをお姫様って。天使様じゃなくて。
『麗はどちらかと言うと姫だろ』って言った会話を思い出して、ときめきを感じずにはいられなかった。

