ザワザワと盛り上がってる中、コートの外に歩くと。
「麗ちゃん!」
「裕貴くん」
「すごいね!めっちゃかっこよかったよ!」
「嬉しい、ありがとう」
裕貴くんが興奮したように駆け寄ってきて、素を隠して笑う。
私のこの反応を見て、裕貴くんはクスッと笑っていた。
私の素を知っても態度変わらないし……それに、もうある程度私が心の中で何を思ってるのか分かってるんだろうな。
うん、多分想像通りだよ。今の私の心の中、自画自賛で溢れてるから。
「俺も次だから頑張る!」
「うん応援してるね。相手誰なの?」
「二年四組」
「…え、四組……?ってことは、まさか……」
クラスを聞いて、あれ?と動きを止める。
それって……!
なんて思うと、急に私のお腹に後ろから手が回ってグイッと引き寄せられた。
…っ、え!?誰!?
その人の身体に軽く密着するような体勢に驚いて、パッと顔を後ろに向ける。

