やっぱ、お兄ちゃんの目優しいんだよなあ……。
お兄ちゃんって結構学校では高嶺の花って感じで一目置かれてる存在なんだと思うけど、なずに対しては話し方砕けてるし。
なんて二人を見ながら思ってしまう。
「うら次いつ?」
「えっと、お昼の後だったと思う」
「わかった。頑張ってね」
「うん!ありがとう」
私に向き直ったお兄ちゃんにそう答えると、お兄ちゃんは頑張れと笑ってくれて。
私もそれに笑い返す。
「なず、お昼食べに行こう」
「そうね。まじお腹空いたー……」
時間的にもいい感じだし。
じゃあね、とお兄ちゃん達に手を振って私達は歩き出した。
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「麗ちゃん、パス!」
お昼を食べ終えて試合が始まって。
チームの子からボールを渡されてキャッチすると、そのままドリブルしてゴールに走って行く。

