見せかけロマンチック




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「お兄ちゃんかっこよかった」

「見に来てくれてありがとう」


あれからお兄ちゃんはバンバン点を決めて。
無事勝って試合が終わった。

お兄ちゃんと亮先輩が私達の方にやってきて、私は満面の笑みを見せる。


「天使様、俺は俺は!?」

「亮先輩ももちろんかっこよかったです」

「うおー!!よっしゃ嬉しい!!けど知世の視線が怖い!!」


亮先輩が自分を指さして私に聞いてきたので、クスッと笑ってしまう。

知世の視線?
亮先輩の怯えるように知世を見る目に疑問を抱いて、知世の方に目線を向ける。

…うわ、目が笑ってない。


「なずなちゃんも来てくれてありがとね」

「いえ…かっこよかったです!大活躍でしたね、めっちゃ上手!私もこの後バレーあるんで頑張ります!」

「バレーなの?じゃあ、なずなちゃんのも見に行くね」

「え…っ、ありがとうございます…?恥ずかしいですけど…」


お兄ちゃんがなずの方を見てそう声をかけているのが見える。