サーブ練習をするお兄ちゃんを見て、お兄ちゃん目当ての女の子達が大きな声でキャーキャー言っていた。
わかるよお兄ちゃんかっこいいもん…!!私が一番知ってるんだからね!?
そう思って、私も周りと一緒に叫びたい気持ちをグッと抑える。
ちなみにお兄ちゃんはバレー部だった。とてつもなく上手い。
「かっこいいね悠先輩」
「うん。やっぱなずもそう思う?」
「え?うん。普通にかっこいいよね」
「…私、なずならお兄ちゃんあげてもいいよ」
「ん?……っ、は!?」
お兄ちゃんを見つめて言うなずに、内心ニヤニヤしながらそう言うと。
ポカーンとしたあと、思いっきり動揺していた。
多分そんなこと考えてなかったんだろう。なずは恋愛感情でかっこいいと思ってるわけじゃないと思う。
でも、前に屋上でお兄ちゃんとなずが二人でお昼過ごした時、相性良さそうに見えちゃったんだよなー。

