そう言ったお兄ちゃんに素直に頷く。
すると、私の頭をポンと撫でて去っていってしまった。
きっと知世なら……なに?
お兄ちゃんの言おうとした言葉に疑問を持ちながらも、私も教室に向かった。
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そして放課後。
ガランと静かになった教室で、裕貴くんと向き合う形で机をくっつける。
「わがまま言っちゃってごめんね。先輩達大丈夫?」
「うん大丈夫、今日のお礼だから。先帰っててって言ったよ」
お兄ちゃんと知世の心配をしてるんだろう。
それに大丈夫だよ、と笑って椅子に座る。
「麗ちゃんに教えてもらえると助かる。赤点は回避したいなって」
「私、教えられるかわからないけど頑張るね」
「ご指導よろしくお願いします!」
元気のいい返事に、自然と笑ってしまう。
今日の英語の時間から、裕貴くんに対する壁が薄くなった。
とりあえず……素を出さないように!頑張る!これが私の目標!!

