見せかけロマンチック




頭を捻りながら試行錯誤する。
はぁー…英語が一番苦手なんだよなあ。
これ理解しないと一位取れないよ私……。

なんて思いながら頭を捻らせる。

お兄ちゃんと知世が数学について相談し合う声を聞きながら、私は英文とにらめっこ。


「…どうした?」

「んー…ここわかんない」

「どこ?…あー、ここは」


すると、そんな私に知世が気づいたのか声をかけてきて。
私が問題を指差すと、理解したようにスラスラと説明しだした。


「…あ!そういうことか!わかった!」

「おう、よかったな」


知世の言葉がわかりやすく頭に入ってきて、スッキリする。
なるほどね……!!分かりやすかった……!!


「知世って教え方上手いよね」

「そうか?」

「うん悔しい」

「なんでだよ」


悔しいけど、昔から教え方が上手いのだ。
脱力したように言う私に、知世ははあ?という顔をして。

お兄ちゃんも私に納得して頷いていた。