「おはよう」
翌朝、私は教室に入ると、近くにいた女子数人に声をかけながら自分の席へ向かった。
いつもの場所に座り、カバンからノートを取り出す。
だけど何だかみんなの様子が変だ。
私の方をヒソヒソと見て私が声をかけるとサッといなくなってしまう。
……一体何だろう?
「朱里ちゃん、朱里ちゃん」
不思議に思っていると、心菜ちゃんが小声で手招きしてる。
「あ、おはよう、心菜ちゃん。どうしたの?」
「朱里ちゃん、大変だよ。SNSにこんなのが流れてて」
心菜ちゃんのスマホを見ると、私と竜くんがまるで抱き合ってるみたいな画像がSNSに上げられている。
これって昨日の帰り道、泥がはねた時の?
いつの間に写真なんて撮られてたんだろう。
「これって本当?」
「うん……竜くんとたまたま帰り道が一緒になって、車が横を通って水たまりの泥がはねたからかばってくれたの」
翌朝、私は教室に入ると、近くにいた女子数人に声をかけながら自分の席へ向かった。
いつもの場所に座り、カバンからノートを取り出す。
だけど何だかみんなの様子が変だ。
私の方をヒソヒソと見て私が声をかけるとサッといなくなってしまう。
……一体何だろう?
「朱里ちゃん、朱里ちゃん」
不思議に思っていると、心菜ちゃんが小声で手招きしてる。
「あ、おはよう、心菜ちゃん。どうしたの?」
「朱里ちゃん、大変だよ。SNSにこんなのが流れてて」
心菜ちゃんのスマホを見ると、私と竜くんがまるで抱き合ってるみたいな画像がSNSに上げられている。
これって昨日の帰り道、泥がはねた時の?
いつの間に写真なんて撮られてたんだろう。
「これって本当?」
「うん……竜くんとたまたま帰り道が一緒になって、車が横を通って水たまりの泥がはねたからかばってくれたの」


