翌日、俺は生徒会室でタブレットに向かっている副会長の涼間につめよった。
「涼間、お前……女子に詳しいよな?」
「え? まあ、校内の可愛い女の子なら大体チェックしてるけどー。どしたん? 誰か人探し?」
ヘラヘラと笑う涼間。
涼間は大の女好きで校内の女子に詳しい。
不本意だけど、ここは涼間の力を借りるしかない。
俺は思い切って涼間に聞いてみることにした。
「それなら聞くけど、二年でボブヘアーの子って知ってる? 身長はこれくらいで……」
「ええ? ボブヘアーの子なんていっぱいいすぎて分かんないよ」
「そっか」
確かにボブヘアーの女子は多い。
よく考えてみたらうちのクラスの女子もほとんどがボブかポニーテールな気がする。
髪型だけじゃあの子を見つけ出すのは難しいかもしれない。
「何? 凪季が女の子に興味持つなんて珍しいね。可愛いの? その子」
涼間がニヤニヤしながら聞いてくる。
可愛い?
昨日見た彼女の顔が、凛々しい姿が頭の中に浮かんでくる。
「……か、可愛い……と思う」
答えた瞬間、顔がかあっと熱くなるのを感じた。
それを見て、涼間が慌てた顔をする。
「な、何? 凪季、顔真っ赤なんだけど。もしかして恋!?」
こ、恋!? まさか、この俺が……。
「……分からないけど、その子のことを考えると胸が苦しくなる」
「涼間、お前……女子に詳しいよな?」
「え? まあ、校内の可愛い女の子なら大体チェックしてるけどー。どしたん? 誰か人探し?」
ヘラヘラと笑う涼間。
涼間は大の女好きで校内の女子に詳しい。
不本意だけど、ここは涼間の力を借りるしかない。
俺は思い切って涼間に聞いてみることにした。
「それなら聞くけど、二年でボブヘアーの子って知ってる? 身長はこれくらいで……」
「ええ? ボブヘアーの子なんていっぱいいすぎて分かんないよ」
「そっか」
確かにボブヘアーの女子は多い。
よく考えてみたらうちのクラスの女子もほとんどがボブかポニーテールな気がする。
髪型だけじゃあの子を見つけ出すのは難しいかもしれない。
「何? 凪季が女の子に興味持つなんて珍しいね。可愛いの? その子」
涼間がニヤニヤしながら聞いてくる。
可愛い?
昨日見た彼女の顔が、凛々しい姿が頭の中に浮かんでくる。
「……か、可愛い……と思う」
答えた瞬間、顔がかあっと熱くなるのを感じた。
それを見て、涼間が慌てた顔をする。
「な、何? 凪季、顔真っ赤なんだけど。もしかして恋!?」
こ、恋!? まさか、この俺が……。
「……分からないけど、その子のことを考えると胸が苦しくなる」


