【月side】
今日はたくさんの人に会ったなぁ…。
家に帰って、ため息をついていると、スマホが目に入った。
真帆は3人の関係を知ってるのかな？
《電話してもいい？》
そうメッセージを送ると、すぐにOKというメッセージと電話がかかってきた。
『もしも〜し！どうしたの？』
「それがさ…」
3人に会ったことと、関係を知らないかたずねてみると。
『えーっ⁉︎ 3人に会うとか、ヤバいよ！その人たち、伝説のトップ3とか言われてるんだから！』
「え、何それ？」
『まず時雨太陽。あの人、他校の生徒をおどして、長年の恨みとかなんとかで、ルナ様の居場所をつきとめて、今は学校同士が対立してるとか…！もう関わらない方がいいと思う！えーっと、次は輝夜流星だね。あの人は去年までうちの学校に通ってたんだけど、親の都合でそっちの学校に転校したの。去年はまだ1年生だったのに、うちの学校のトップの座に立って、あの2人と対等に戦ってたんだって。それでそっちに行って、トップの座を虎視眈々とねらってるんだって』
私は真帆の説明に、呆然と立ち尽くした。
「私、ヤバい人たちと関わったんじゃ…！」
『そうだよ。ってか、気づくの遅すぎ』
「そんなぁ…！」
あの3人が、伝説のトップ3…！
私はゴクリとつばをのむ。
『じゃあ気をつけて〜』
その一言を最後に、電話は切れた。