「今日は楽しかったなぁ…ありがとう!」
「私も楽しかったよ」
学校を出て、歩きながらそんな会話を交わす。
「おい…」
お腹の底から出したような、低い声がした。
「今日は流星かよッッッ‼︎」
「「ルナ!」」
思わず流星と顔を見合わせる。
「やっぱり流星を行かせたのは間違いだった…!今すぐ俺の女を…」
「俺の女って…自分が勝手に思ってるだけじゃないの?相手はおどされて渋々OKしたんでしょ?そんなの本当の意味でむすばれてるわけじゃない。俺が入る隙間は、ガラ空きじゃないの?」
ルナがめずらしく顔をゆがめた。
そこへ、太陽が現れた。
これで伝説のトップ3、集合だ…!
「俺だって最初は月のこと、ルナから奪いたいと思ってたけど…今は違う。本気なんだよ」
「いきなり現れてそのセリフかよ。ダサいんだよ。相手がどうだろうと、月は俺がもらう。トップの実力を見せてやるっ…‼︎」
ルナの言葉に、空気がピリッとした。