【月side】
「月(つき)、ホントにあの高校に入学するの?1番近いからって…やめときなよ?」
けげんそうに眉をよせ、私を見つめたのは親友の真帆(まほ)。
中3の私たちは、卒業式があと1か月までにせまっている。
「なんでよ。みんなこそ、いちいち受験するのめんどくさくない?1番近い高校いけばいいのに」
「…ちょっと待って、まさか…月、ルナ様のこと知らないのっ⁉︎」
いきなり出てきた、『ルナ様』という名前に、首をかしげると。
「う、う、ウッソ〜‼︎ あの人を知らないなら知らない方がいい!絶対高校変えな〜っ!」
わざわざ受験するまでして、近くの高校に行かないなんてみんなどうかしてる。
その理由にはどうやら、ルナ様、という人が関係してるみたいだけど…?
「お、教えてあげるね。ルナ様は、高校2年生の最強男子。イケメンなのに先輩にも平気でタメ口で、暴力で周りの人達を従えてるとか。笑った顔はもちろん、誰も見たことがない俺様タイプなの!」
「へ〜」
軽く流したけど、内心ちょっとあせっていた。
そんな学校に入学するんだ、私は。
「今からでも変えられるって!月は頭良いし、受験は受かるだろうし!私はそんなところ行きたくないから受験を頑張るの!ヤンキー校なんてヤダ!」
自分で決めたことだから仕方ない。
高校、色々な意味でドキドキするなぁ。
「月(つき)、ホントにあの高校に入学するの?1番近いからって…やめときなよ?」
けげんそうに眉をよせ、私を見つめたのは親友の真帆(まほ)。
中3の私たちは、卒業式があと1か月までにせまっている。
「なんでよ。みんなこそ、いちいち受験するのめんどくさくない?1番近い高校いけばいいのに」
「…ちょっと待って、まさか…月、ルナ様のこと知らないのっ⁉︎」
いきなり出てきた、『ルナ様』という名前に、首をかしげると。
「う、う、ウッソ〜‼︎ あの人を知らないなら知らない方がいい!絶対高校変えな〜っ!」
わざわざ受験するまでして、近くの高校に行かないなんてみんなどうかしてる。
その理由にはどうやら、ルナ様、という人が関係してるみたいだけど…?
「お、教えてあげるね。ルナ様は、高校2年生の最強男子。イケメンなのに先輩にも平気でタメ口で、暴力で周りの人達を従えてるとか。笑った顔はもちろん、誰も見たことがない俺様タイプなの!」
「へ〜」
軽く流したけど、内心ちょっとあせっていた。
そんな学校に入学するんだ、私は。
「今からでも変えられるって!月は頭良いし、受験は受かるだろうし!私はそんなところ行きたくないから受験を頑張るの!ヤンキー校なんてヤダ!」
自分で決めたことだから仕方ない。
高校、色々な意味でドキドキするなぁ。

