離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

「荒れ果てた森を再生させるために、大地の女神ガイアーナ様が来てくれたんだけど、森を再生させるための養分として木々の中に取り込んでしまったそうだ。」
エドリックはどう反応していいか分からず、
絶句してしまった。
木の中に取り込むというのも相当に突飛な話だが、
神々に不可能なことは無いのだろう。

それ以前に、
ヴァリニア王国では世界の創造主と信じられている
女神ガイアーナの名前がさらりと出たことも驚愕だ。
神話の世界に留まらず、本当にしていた。
正直、エドリックにはこちらのほうが衝撃だった。

「じゃあ、フィオルガルデ連邦に足を踏み入れた彼らは、もう2度と祖国に帰ることはできないのね。」
エレオノールがぽつりと呟いた。

全体的にしんみりとした空気に包まれてしまったので、
なんとか空気を変えようと
エドリックは違う話題を切り出した。
「そういえば先ほどヘルモース様がアイゼンレーブ家と言っていましたが、どんな家なのですか。」
「アイゼンレーブ家はリューネンシュタイン公国を治める一族じゃ。彼らもドレシアと同じく寝返ったと思っていたが、、、」
アルドヴァール大公が言葉を切った。
ひと呼吸置いて、話を続ける。
「実際はちょっと違ったらしい。ライガンに脅されて話に乗ったフリをしたものの、ドラゴニア帝国側につく気はさらさら無くて、ヘルモース様に助けを求めたそうだ。」
「どうしてヘルモース様に?」
エレオノールが質問する。