それからものの数分で
ヘルモースは戻ってきた。
テミスに何やら伝えると、
テミスは薄っすらと口元に笑みを浮かべる。
「そこの愚か者、お前への罰が決まった。」
神の裁きとはいかなるものか、
エドリックもガブリエルもエレオノールも、
皆んながテミスに注目した。
テミスは真っすぐマルヴァリスの元へと向かうと、
彼の頭に右手をのせた。
するとどうだろう。
マルヴァリスが石化してしまったではないか。
「ユルドレイムの霧深き谷に朽ち果てた神殿がある。そこにお前のための玉座を設えた。自分を世界の王と自負するならば、誰も訪れることのないその虚無の玉座に永遠と座り続けるが良い。ヘルモース、連れて行け。」
テミスはそう言い残して姿を消した。
「はいはい、本当に人使いの荒い女神だなぁ。でもま、お前は自業自得だよ。身体は石化したけど、意識はあるんだろ。哀れだねぇ。誰とも触れ合うことができず、かといって死ぬこともできない。お前の妹も大概だけどね。」
ヘルモースは石化したマルヴァリスを
事も無げに抱えると、
「あ、アイゼンレーブ家のみんなをよろしくねっ!」
と伝言を残して姿を消した。
当然のことながら、
それ以降マルヴァリスの姿を見た者はいない。
彼の座る玉座は神の国にあり、
誰も訪れることができないからだ。
ユリアナに関しては、
時たまノアル・ヴェイルの森の奥深くで
狂ったように踊り続ける女の目撃情報があがったが
それが本当にユリアナなのかは
もう誰にも分からない。
ヘルモースは戻ってきた。
テミスに何やら伝えると、
テミスは薄っすらと口元に笑みを浮かべる。
「そこの愚か者、お前への罰が決まった。」
神の裁きとはいかなるものか、
エドリックもガブリエルもエレオノールも、
皆んながテミスに注目した。
テミスは真っすぐマルヴァリスの元へと向かうと、
彼の頭に右手をのせた。
するとどうだろう。
マルヴァリスが石化してしまったではないか。
「ユルドレイムの霧深き谷に朽ち果てた神殿がある。そこにお前のための玉座を設えた。自分を世界の王と自負するならば、誰も訪れることのないその虚無の玉座に永遠と座り続けるが良い。ヘルモース、連れて行け。」
テミスはそう言い残して姿を消した。
「はいはい、本当に人使いの荒い女神だなぁ。でもま、お前は自業自得だよ。身体は石化したけど、意識はあるんだろ。哀れだねぇ。誰とも触れ合うことができず、かといって死ぬこともできない。お前の妹も大概だけどね。」
ヘルモースは石化したマルヴァリスを
事も無げに抱えると、
「あ、アイゼンレーブ家のみんなをよろしくねっ!」
と伝言を残して姿を消した。
当然のことながら、
それ以降マルヴァリスの姿を見た者はいない。
彼の座る玉座は神の国にあり、
誰も訪れることができないからだ。
ユリアナに関しては、
時たまノアル・ヴェイルの森の奥深くで
狂ったように踊り続ける女の目撃情報があがったが
それが本当にユリアナなのかは
もう誰にも分からない。



