離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

2人の予想は当たり、
ドラゴニア帝国とヘルミスタ国が対峙する
戦場に到着した。
ミレイナの姿を見つけて安堵するガブリエルの横で
エドリックは必死にエレオノールを探した。
しかし彼女の姿は見つからない。
「ノーラはいないようだね。どこか別の場所にいるんだろうか。」
ガブリエルも妹のことが心配なようだ。

ケンタウロスたちが戦場に雪崩込んだのと同時に
エドリックとガブリエルも戦場へと飛び出す。
ガブリエルが一目散にミレイナの元を目指すので、
エドリックもとりあえずそれに続く。
ミレイナは逃走を図るライガンと戦っているようだ。
「ミレイナっ!!」
ガブリエルとエドリックの前で、
ミレイナが崩れ落ちた。
ライガンの撃った銃が脚を直撃したようだ。
ガブリエルはミレイナを抱きかかえる。
ミレイナは苦痛で顔を歪めているが、
意識ははっきりしていた。
「ガビ様、来てくれたのね。エドリックさんも。」
「間に合わなくてごめん。」
「最後、ちょっと油断しちゃった。でも私は大丈夫。それより早くライガンを追わないと。」
「私が引き受けよう。ガビは彼女を安全な場所に退避させてあげろ。」
「分かってる。ところでミレイナ。ノーラはどこに?」
「ノーラはここにはいないわ。妖精たちを助けに行ったの。オルメリアが一緒だから大丈夫だと思うけど。」

エドリックはガブリエルとミレイナと別れ、
ライガンを追いかけることにする。
ライガンの姿は見失ってしまったので、
奴が逃げていった方にとりあえず馬を走らせるしかない。
必死に周囲の気配を探っていると
微かに女性の悲鳴が聞こえた。
本当に微かな響きだったが、
その声の主がエレオノールだと確信したエドリックは
その声のもとへと駆け出した。