離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~

「エルミラス様、お待たせ致しました!」
突如、4人の魔法使いと魔女が
エルミラスとミレイナの元へと駆けつける。

「エアリア、イグネオ、ルネア、それにお父様!」
ミレイナは思わず呟いた。
彼らは4大精霊と契約した者たちだ。
ヘルミスタ国に生まれた、
つまり魔法族に生まれた者たちは
生まれつき魔力を有していて、
訓練すれば魔法を操れる様になる。

魔法使い・魔女たちの中で
時たま精霊に選ばれて契約を結ぶことが出来る者がいる。
例えば、
ミレイナの姉のセレフィナは
星の精霊アステリスと契約しており、
当代随一の占星術の使い手だ。
そして様々な精霊の中でも、
4大精霊(風・火・水・土)と契約を結んだ者たちは
魔法使いたちの中でも特別視される。
その特別な4人が勢ぞろいしたのだ。

エアリアは風の精霊シルフと、
イグネオは火の精霊サラマンダーと、
ルネアは水の精霊ウンディーネと、
ミレイナの父グラウスは土の精霊ノームと
それぞれ契約していた。

「お前たち、ようやく揃ったか。」
「お待たせしてしまいました、大賢者様。」
ルネアがエルミラスに謝罪する。
「俺たち3人はすぐ揃ったんですけど、エアリアが放浪中で。」
イグネオが肩を竦める。
「だってこんなことになるなんて知らなかったんだもの。でもすぐ戻ってきたじゃない、"風のように"ね。」
エアリアが言い返す。
「エルミラス様、ここから反撃です。」
グラウスが力強く宣言した。